ちょっと多すぎる⁈ご褒美ですが、住宅設備のメーカー時代の友人たちと“星のや京都”に行ってきました。
前に和室をサロン部屋にされている方のインテリアコーディネートアドバイスをさせて頂いた事があるのですが、実はその時の共通のキーワードは「星のリゾートの様なインテリア」
憧れのインテリアの一つでした。
星のやのインテリアは、和ティストがベースだけど、ソファやベッド・ランプなどの洋のモノさえも、もともと日本古来からあったモノなのかしら？と思えてしまうほどの和洋の融合ぶり！
和洋折衷とは違う、一つの確立された和のインテリアなのだと感じました
どの位置に座っても、窓からの景色が楽しめる配置。この景色そのものが、インテリアの中心的存在。
ファブリックは、少しシノワーズ（中国風）を感じさせるデザインなのに、違和感が無い。
あえて向きの違う障子を使うなんて、素敵！
部屋を飾るモノはシェルフに置かれた小ぶりな花器くらいで超シンプルなのに、空間に温かみを感じるのは何故なのだろうと？と改めて考えると、一つ一つの家具に圧倒的な素材感や作り手の息づかいを感じるからなのだと、思い至りました。
それと共に圧倒的なインテリアの世界観を作りあげる時、どうしても足し算で考えがちですが、和インテリアは『引き算の美』によって、その世界観が引き出されるのだと改めて感じました。
↑ラウンジの畳スペース。琉球畳に厚みのあるマットレスを置いたローソファ。
木のチェアなのでお尻が痛くなりそう？と思ったのだけど、とても座り心地の良いチェアでした。高さも脚が楽！それもビックリ！
サロン部屋を和室でされている方の中には、「和を感じさせるモノは、出来るだけ消したい。」という思いの方も多いですが、私は天井の羽目板張りや障子の格子などの和室のしつらいや造作の美しさにとても惹かれるのです。
だから、和が持つ精緻かつシンプルな美しさを活かしたインテリアをご提案していきたいと思っています。
更にその想いを深めた“星のや”での時間でした。
他にもインテリアだけに限らず、アナタのサロン部屋に活かせる気付きや発見が色々ありました。
それについては、また改めて書かせて頂きますね。