公認心理師 過去問研究[1091] 第7回悉皆検討〈64〉睡眠障害の鑑別 | こころの臨床

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心理学は、学問的な支えも実践的身構えも、いずれも十全と言うにはほど遠い状況です。心理学の性格と限界を心に留めつつ、日本人が積み重ねてきた知恵を、新しい時代に活かせるよう皆さまとともに考えていきます。

第七回公認心理師国家試験問題(2024年3月3日実施)

問64  48 歳の男性A、会社役員。昼間の強い眠気と倦怠感、集中力の低下などを訴え、精神科クリニックを受診した。Aは、40 歳を過ぎてから徐々に体重が増加し、現在の BMI は 30 である。また、高血圧症の診断の下、内科クリニックで薬物療法を受けている。毎日 6 時間程度の睡眠時間を確保しており、寝付きは良いが、夜間に頻繁に目が覚める。起床時には、頭痛がひどく、熟眠感に乏しい。いびきがうるさいとのことで、数年前から妻は別の部屋で寝ている。最近は、重要な会議でも居眠りをすることが多くなり、部下からそのことを指摘されることも気になっている。  

Aの病態の理解として、最も適切なものを 1 つ選べ。 

1)  睡眠時随伴症
2)  ナルコレプシー
3)  むずむず脚症候群
4)  睡眠時無呼吸症候群
5)  概日リズム睡眠・覚醒障害 

 

 

解は、4
「いびきがうるさい」ことが決め手。

1)  睡眠時随伴症

 

2)  ナルコレプシー

 

3)  むずむず脚症候群

 

4)  睡眠時無呼吸症候群

 

5)  概日リズム睡眠・覚醒障害 

 

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