公認心理師 過去問研究[1035] 第7回悉皆検討〈8〉脳生理学 評価手法 | こころの臨床

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心理学は、学問的な支えも実践的身構えも、いずれも十全と言うにはほど遠い状況です。心理学の性格と限界を心に留めつつ、日本人が積み重ねてきた知恵を、新しい時代に活かせるよう皆さまとともに考えていきます。

第七回公認心理師国家試験問題(2024年3月3日実施)

問 8  酸素との結合の有無によって、ヘモグロビンの磁化率が変化することに基づき、脳活動を評価する手法として、適切なものを 1 つ選べ。 

1)  EEG 

2)  fMRI 

3)  MEG 

4)  PET 

5)  SPECT 

 

 

解は、2

 

1)  EEG Electroencephalography

 

 

2)  fMRI functional Magnetic Resonance Imaging

  MRI装置には磁場が働いており、中に入った人の頭や体にごく弱い電磁波を当て返ってきた

  信号を計算することによって、非侵襲的に断面の画像を撮影することが可能。 

 

 

3)  MEG Magneto Encephalo Graphy

       脳の神経細胞が活動する際に生ずる微弱な磁場を記録し、それが脳のどこから生じている

       かを調べる検査です。頭蓋骨による影響を受けないため、正確に脳内の位置を求めること

   が可能。

 

 

4)  PET Positron Emission Tomography

       従来のCTやMRIなどの体の構造をみる検査とは異なり、細胞の活動状況を画像でみること

       ができ、癌の全身検索、転移、再発の診断に有効。

 

 

5)  SPECT Single Photon Emission CT

       放射性医薬品からでる放射線の分布を体外の種々の方向から測定、コンピュータで画像再

       構成し断層画像にする方法。

 

 

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