…精神病理の勉強をするのはいいけれども、そこに焦点を当てすぎると患者は病気から抜けられません。健康な側面を見て、病気は一時的なものだという感覚を患者も医療者もなんとか維持していくことが重要なのでしょう。これは、がんの患者でも同じだと私は思います。
(『こんなとき私はどうしてきたか』p152, 2007,医学書院)
「がんの患者」に言及されるのは唐突な感がありますが、中井先生ご自身の体験からの連想なのでしょう。(中井久夫先生は前立腺がんを患われていました。)
本日14時、公認心理師国家試験の合格者(番号)が公示されます。💐
同時に、試験問題と「正答」、試験実施状況を示す数値等が公開されます。これらを踏まえて、
来月6日(日)のオンライン心楽の会卯月例会にて、例年恒例の国試講評を行う予定です。