こころの臨床

こころの臨床

心理学は、学問的な支えも実践的身構えも、いずれも十全と言うにはほど遠い状況です。心理学の性格と限界を心に留めつつ、日本人が積み重ねてきた知恵を、新しい時代に活かせるよう皆さまとともに考えていきます。

*2025年心楽の会月例会の予定
1月 第4回日本公認心理師学会学術集会他スタッフ参加報告と感想の共有〈巳は変容と再生の象徴〉【終了】
2月 黒猫漫画の解説と公認心理師の未来を考えるささやかな😿ねこ集会 【終了】
3月 これからの心理専門職の未来に向けての自由参加談話会(録画・録音無し)
4月 第8回公認心理師国試総評と今後の展望・菊池寛『屋上の狂人』を読む① 作品概要・問題の在りどころ
5月 菊池寛『屋上の狂人』を読む② 作品の社会的背景の考察、作品をさらに深く掘り下げる
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オンライン心楽の会のURLは、ニュースレター会員(恒久無料)の皆さまに毎月末ごろ、ニュースレターに添付してお送りいたします。

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本ブログでは、古猫心理士くろにゃんが日頃の臨床の中でふつふつと思っていることや、業界のナカの人だから知るハメになったややトリビアルな情報を綴る「臨床つれづれ」を、ランダムに投稿しています。また、毎年の公認心理師国試合格発表後の4月月初から9月上旬まで、毎日1問、国試過去問検討を連載してきました。

そのほか公認心理師をはじめ対人支援職の知見・見識・技能の向上に資するトピックや制度改革への意見などを随時投稿します。こころの支援の実践にお役立ていただけそうな情報を、幅広い領域からご紹介していきたいです。

ウィークリーでは、4月上旬までは以下のテーマ記事を連載中。投稿時間は、0時アップです。
月・水・金曜日:「先達の言霊」 現在は中井久夫先生の著作から紹介しています
火曜日:臨床心理学・精神医療に関連する図書の紹介
木曜日:臨床心理学・精神医療に関連するドラマ・映画・アニメ等の紹介と作品の感想など
土曜日:セキララに「心理士」の日常と非日常を綴ったくろねこ漫画
日曜日:スタッフのエッセイまたは「臨床つれづれ」などフリー枠

なお、4月上旬からは毎年恒例の公認心理師国試過去問研究の毎日連載(0時アップ)を予定しています。

…精神病理の勉強をするのはいいけれども、そこに焦点を当てすぎると患者は病気から抜けられません。健康な側面を見て、病気は一時的なものだという感覚を患者も医療者もなんとか維持していくことが重要なのでしょう。これは、がんの患者でも同じだと私は思います。
               (『こんなとき私はどうしてきたか』p152, 2007,医学書院)

 

 

「がんの患者」に言及されるのは唐突な感がありますが、中井先生ご自身の体験からの連想なのでしょう。(中井久夫先生は前立腺がんを患われていました。)

 

 

本日14時、公認心理師国家試験の合格者(番号)が公示されます。💐

同時に、試験問題と「正答」、試験実施状況を示す数値等が公開されます。これらを踏まえて、

来月6日(日)のオンライン心楽の会卯月例会にて、例年恒例の国試講評を行う予定です。