公認心理師 過去問研究[1034] 第7回悉皆検討〈7〉実験方法論 | こころの臨床

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心理学は、学問的な支えも実践的身構えも、いずれも十全と言うにはほど遠い状況です。心理学の性格と限界を心に留めつつ、日本人が積み重ねてきた知恵を、新しい時代に活かせるよう皆さまとともに考えていきます。

第七回公認心理師国家試験問題(2024年3月3日実施)

問 7  独立変数がどのように操作されているかを参加者にも実験者にも知らせないことを表す用語として、最も適切なものを 1 つ選べ。
1)  準実験
2)  標準化
3)  二重盲検法
4)  ディセプション
5)  無作為割り当て

 

 

解は、3

 

1)  準実験 quasi-experiment
        無作為割付なしで対象集団に対する介入の因果的影響を推定するために使用される経
        験的介入研究。(下記原文からの翻訳文を転載)
https://en.wikipedia.org/wiki/Quasi-experiment 

 

🐱参考(過去に既出):https://ja.wikipedia.org/wiki/ランダム化比較試験 

2)  標準化 standardization
        統計的な結果判定基準を明らかにし、信頼性・妥当性を持たせること

3)  二重盲検法 Double blind test

 


4)  ディセプション deception
        [軍事用語から] ⇦実験室内ので研究法であり、実験後のディブリーフィングは必須と
         されてきたものの、倫理的問題として取り沙汰されがち。

5)  無作為割り当てrandom assignment
https://en.wikipedia.org/wiki/Random_assignment 

 

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