ブックレビュー箱庭特集②河合隼雄「箱庭療法の理論と実際」1971 | こころの臨床

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心理学は、学問的な支えも実践的身構えも、いずれも十全と言うにはほど遠い状況です。心理学の性格と限界を心に留めつつ、日本人が積み重ねてきた知恵を、新しい時代に活かせるよう皆さまとともに考えていきます。

『カウンセリングと人間性』(1975, 創元社)に附録として所収の文献を併せて、46ページです。

 

初出は、『児童心理1971,11月号・12月号』金子書房、(原題「講座箱庭療法」)。

 

先週にご紹介した最初期の単行本の内容的には重複するのですが、この論文を特に推奨したい点は、各項目ごとに質疑応答が加えられていることです。これらが、初学者にはとても参考になると思います。