宗教学会学術大会は4年ぶりの対面大会です。
台風13号接近の中早朝の新幹線で上京。
午前10時に23区内で知人と待ち合わせて会合の後、中央線で武蔵境へ。
乗り換えの西武多摩川線も天候の影響では止まらず、多磨に到着。
西武多摩川線多磨駅。遠景に学舎。帰路での撮影なので、晴れています。
多磨駅東側の東京外国語大学にて、定時に開会しました。
開会式の後、恒例の公開シンポジウムが催されました。
主題は公教育における宗教教育に関するものです。
ムスリムを中心に、諸外国の状況の報告と討論でした。
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「教育とイスラーム 公教育から見た宗教文化の多様性」
(20230908.Fri. 14:30~17:18)
趣旨説明(八木久美子:東京外国語大学教授)
公教育は、20年後30年後へ[国民社会の集合意識]に影響を及ぼす。
その意味で、公教育は、その国のありようを映し出すものでもある。
例えば、ドイツには多くのイスラーム教徒。国籍、ドイツ人として暮らす。
一方、日本においては、イスラーム教徒を「少数派」として捉えている。
近くにあるものでありながら、いままでよく理解されていなかった。
東南アジアの事例を視野に入れて、比較検討を要する。
イスラム、ムスリムをいかに公教育の中で教えるのか。
また、教育現場でいまなにが起きているのかを検討したい。
(シンポジウムでは、3つの報告がありました。まずお一人目の報告に、つづく)