昨年の日本心理臨床学会大会の委員会企画(参加会員にオンデマンド配信)、
「これから求められるスクールカウンセラーの専門性と職能」
の視聴報告、最終回です。
リコメントと討論(つづき)
窪田:いかに苦戦しているかがデータに。限られた時間での関わり、実現できにくい背景。職能団体からの働きかけ、教育行政との関わり、体制をどう整えるか、どうしたらドラスティックに進むのか。孤軍奮闘しているSCが安心して働けるか、支えられるか。()
福田:横のつながりは重要。個別面接とコミュニティ支援。個別に対応するというのはこういうことだ、と教師に意識してもらうこと、目に見えない、数量化できないSCの成果をなんとか行政にも伝えて行かねばならない。
内田:マネジメント、交渉する力は、これまで言われてこなかった。その力をどうつければよいのか。
竹内:交渉は、人と対話する。聞いた上で伝える。カウンセリングマインドがベース。大学院での教育にも活かせる。
窪田:多職種連携教育、現場OJT。特定のSVが常にマネジメントすると、熟達しない。ロールプレイを取り入れる。過去の緊急支援での経験の研究を踏まえる。
伊藤司会:スクールカウンセリングにおいては、毎週ではないことをはじめ、とてもできないような形で面接を続けている。
(以上です)
明日は、いよいよ、第7回国試です。
昨年の心理臨床大会報告もここで一区切りをつけ、合格発表までは、心理臨床学会以外の大会での印象を取り混ぜてご報告していこうと思います。
(合格発表日から7日目ぐらいから、国試問題解析を開始予定。8月末ごろまでを目処)
そこで、明日からは早速、昨年の宗教学会(対面学術大会)の参加報告を始めます。
宗教学(なかでも宗教社会学)は、にゃんの知る限り、最も心理臨床学とリンクする学域だと思っています。人間性心理学会の昨年の大会に関するご報告は、この後の予定です。