公認心理師国試の出題範囲は、広汎に渡ります。
そこで、受験勉強の段階から、受験対策研究グループを、できるだけ広い分野の現任者を
メンバーに募って、自主ゼミの定期開催を継続したらいいのでは?とご提案いたしました。
では、その勉強会ではどのように進めたらいいのかを一例としてお示しします。
たとえば、よくある自主勉強会のやりかた。。。
1)できれば5、6名以上の公認心理師を目指す人たちでグループを編成します。
2)定期開催の日時と場(いまならオンラインミーティングが現実的かも)を決めます。
3)受験までの、勉強内容のスケジュールを決めます。
4)調査と報告の分担を決めます。
5)定期開催日に、担当者が発表して、相互に講評します。
そこでの受験準備学習・研究の課題案としては、例えば。。。
・「出題基準・ブループリント」の研究、全てのキーワードにつき、ブロックわけで分担し、
内容詳細を調べて、共有する。
*ポイント:調査・報告(発表)者は、自らの従事していない分野を担当します。
・官報で公示された、試験委員お一人お一人の研究業績の調査を分担し、メンバーで共有し
これを「出題基準」のキーワードと絡めて、出題内容の予測などを検討する。
*ポイント:ネットの以下のようなサイトに試験委員の氏名で検索をかけます。
....官制オンラインジャーナルJ-stageとかもあります。
ハードカバーの一般書の解説も書店のサイトに出ていることもあります。
論文を見つけたら、必ずしも精読しなくても、キーワード、アブストラクト(英語のブラッシュアップにもなります)を複数の他の論文にもあたってチェックすると、その研究者の研究領域と研究業績を知ることができます。
さらにその情報を踏まえて、「出題基準」のどの項目の問題の作成を担当されるのかを推測することができます。
いかがでしょうか。
チーム医療を実践する現場で、いまや公認心理師が共通の国家資格となっているとも、聞いたことがあります。
受験準備でのコラボレーションは、いつもの仲間と楽しく磨き合うことができれば、とても理想的だと思いますよ。