すべてはうまくいっている! 光と心の調和 -38ページ目

すべてはうまくいっている! 光と心の調和

横浜の心理カウンセラー ロキのつぶやきブログ
その人がその人らしく
『生まれてきてよかった!」
と思える人生のために。

 

前回では、子どもが状況に応じて自己をコントロールする能力「自己抑制能力」をみるテスト、「GO/NO GO」という行動課題テストで、約40年前1969年に小学2・3年生でできていた課題が、1979年・1998年の時点(この2回のテストではあまり変化がない)では4・5年生でも満足にできない状況になっている話をした。

「GO/NO GO課題」のテストが中国でも1984年・1999年に行われ、日本程ではないけれど同じような傾向がみられることがわかっている。

その原因、究極要因至近要因については前回説明した。では、至近要因である「子どもたちの前頭連合野の未発達」がなぜ起きているのか、その重要な鍵となる至近要因と究極要因の中間的要因(発生的要因)について考えてみたい。

まだはっきりと確定されている訳ではないが、1969年~1979年の10年間の間に、子どもたちを取り巻く環境の変化は次のようなものと考えられる。

●「多様なコミュニケーション」の消失
● 動的遊びから静的遊びへの「遊びの形態」の変化



多様なミュニケーション」の消失

モンゴロイドである日本人は、もともと母と子の距離が短く、べったりした愛情で母子関係を形成する素地を持っている。一方で、子どもの頃から地域社会でのコミュニケーションに富んだ環境で、いろいろな人との関わりを通して社会性を育んできた。

母親以外にも、父親、祖父母、きょうだい、友だち、隣近所の人々などの豊かな人間関係に囲まれ、それによって母と子の密接なつながりも、徐々に上手に切り離していくことができた。子どもは幼い頃からさまざまな人との関わりの中で、相手の動きや気持ちを予測しながら行動するといった,複雑な相互関係を身につける。

ところが核家族化、少子化が進むにつれて、地域社会との人間関係も希薄になり、父親不在の密室の中で、母と子だけが密着したまま放置される状況が増えていった。母親の偏った愛情が過保護につながるケースや、育児の手助けも相談相手もなく、全てを一人で背負ってストレスの重荷に耐えかね、育児放棄や虐待に至るケースも多い。

そうした子どもたちを取り巻く環境のなかで、さまざまな年齢の子どもたちが寄り集まってつくる「遊び集団」という群れ社会の崩壊が起こり、友だち同士や大勢のきょうだいによる「遊び」というコミュニケーションが減少していく。

信州大学の研究では、幼稚園の先生と園児が体全体で取っ組み合って遊ぶ「じゃれつき遊び」をカリキュラムに取り入れ、スキンシップを伴うコミュニケーションの効果について研究している。

一年間その幼稚園に密着し、園児に「GO・NO GO課題」を行った結果、その成績は幼稚園児でありながら、小学2・3年生の成績であったという。これはスキンシップを含めた動的遊びが、いかに脳の発達に重要な役割を果たすかを示している。


以前の記事「自己認識(2)」のチンパンジーの実験でも、仲間どうしのスキンシップが、脳機能の自己認識能力の発達に大きな役割を果たすことを示した。

幼い二匹のチンパンジーを一緒のケージに入れ、取っ組み合ったりじゃれ合ったりのスキンシップ豊かなコミュニケーション環境で育てたチンパンジーは、数ヶ月でみごとに自己認識能力を身につけた。

しかし、視覚では仲間を見ることができても触れ合うことができず、ケージに一匹だけで育ったチンパンジーは、同じ期間であっても自己認識能力を獲得できなかったという。

 


動的遊びから静的遊びへの「遊びの形態」の変化
 
今から40年ほど前の1960年代から、1970年代および1980年代にかけて、子どもの一日のテレビ視聴時間が約3倍になっていることが推定されている。これはテレビの普及に伴い、子どもの遊びの主流が体全体を動かす外遊びから、テレビやテレビゲームといった静的な遊びへと移行した時期と一致する。
 
この背景には、高度経済成長によって車の交通量が増え、子どもの交通事故の激増があったと考えられる。子どもは危険な屋外からより安全な屋内へと遊びの場を移していった。そういえば最近の公園で、5~6人の小学生が固まってしゃがみ込んでいるのを覗いてみたら、皆でカードゲームをやっていたりする。
 
子どもの遊びの主流が、外を駆けずり回り全身を使って遊ぶ動的遊びから、テレビやテレビゲームなどに熱中する静的な遊びへと変化してきた。こういったことも、子どもの前頭連合野の活動パターンを変えた要因の一つと考えられる。
 
運動が動物の脳に及ぼす影響についての研究がさまざまな分野で行われている。
そのなかでも、幼児から小学4年生くらいが、子どもの運動能力が最も伸びる時期であり、同時に前頭連合野が飛躍的に発達する時期でもある。
 
言われるままに単純に体を動かす運動より、鬼ごっこや缶蹴り、相撲や草野球など、主体的に体を動かす遊びでは、どうしたら鬼に捕まらないか、相撲や野球に勝てるかを、体を動かしながら思考、判断しなければならない。

したがって全身を使う遊びでは、常に前頭連合野の機能を活性化させることになり、それが、前頭連合野の発達に大きく関与していることが分かっている。
 
子どもの遊びから、全身を使った動的な遊びが減っていくことは、脳機能の発達にも大きな影響を及ぼしていると考えられる。(つづく)

 


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脳の発達状態を調べるテストに「GO/NO GO課題」というのがある。

このテストは、状況に応じて適切な行動を起こしたり(GO反応)状況に応じて適切に自制する(NO GO反応)能力を判断する行動課題テスト。この能力は認知機能の重要な役割を果たす。

テストの内容は、たとえば青いライトが点いたときにはゴム球を握る、黄色いライトが点いたらゴム球を握らないといったテストを次々と行う。これによって、脳神経系のアクセル(GO)とブレーキ(NO GO)という、高次元の神経活動の発達状態がわかる。

日本の小学生へのテストによって、約40年ほど前の子どもたちに比べ、その能力が確実に低下してきていることがわかっている。以前は2・3年生でできていた課題が、現在では4・5年生でも満足にできないという現状なのだ。とくに黄色いライトのときにも握ってしまうケースが多く、握らないという抑制能力(NO GO)が著しく遅れている。

これは赤信号のときに「握らないで」という指令を出す、自分の行動を積極的に制御する脳の機能、つまり自己コントロールをする脳の部位、前頭連合野の「46野」の発達の遅れを示している。

46野というのは、脳のシステムの情報の選択・保持・整理・統合を行ないながら、目的情報の生成と意思制御の出力を担う、ヒトの精神活動の最も重要な役割を果たしている。3歳頃からのさまざまな刺激、体験や学習によって鍛えられ、大人になってからも使わなければ衰退していく部位でもある。

その発達が遅延すると「我慢できない」や「キレやすい」など、自分の行動をうまくコントロールできない子どもとなり、やがて自立への障害となっていく。

成人してからは、パーソナリティ障害などさまざまな精神疾患において、この機能の欠損が見られることが知られている。

最近の体罰事件なども、「我慢できない」「キレやすい」「物事の裏を読むことができない」「羞恥心がない」「葛藤しない」など、前頭連合野が未熟なまま大人になってしまった、こころの幼い教師たちが引き起こしたものではないかと思う。

では「我慢できない」「キレやすい」という、自己抑制能力の欠如がもたらされる原因は何だろうか。

ものごとの原因を考えるときに、生物学では究極要因(進化的要因)至近要因(直接的な原因)、さらに中間要因(発生的要因)に分けて考える。

究極要因(進化的要因)というのは、生活史や環境の長期的な変化のパターンに基ずく要因で、つまり進化の過程や遺伝子レベルから考えられる要因を指す。ヒトの脳機能の発達については、ネオテニーにその究極要因があると考えられている。けれども、これはすぐには変えることができない。ネオテニーについてはかなり面白いので、次の機会に別項目で書いてみたい。

至近要因(直接的な原因)とは、現在起きていることに直接に結びつく原因は何かということ。子どもたちの行動における「抑制能力の欠如」についての至近要因は、前述の通り前頭連合野、つまり脳の神経システムの未熟にある。

では、至近要因である「前頭連合野の未発達」は
なぜ起きたのか。それを解くには、さらに中間要因(発生的要因)が重要になる。(つづく)
 

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昨日は多少肌寒かったけれど近所のカワズザクラが満開で、ああ春だなあと実感した。
そして頭の中も春だった。

午後からセッションのためレンタルルームに着き、玄関で脱いだ靴をそろえようと手を伸ばしかけて唖然となった。

左右の靴が違うではないの。それも両方とも普段履きのドタ靴で、片方はひも付き片方は紐なし。色は同じクロといえども、靴の先と踵の形状がまったく違う。これはびどい。履いて来るつもりだった靴は、自宅玄関に揃えたまま残っている。

最初のクライエントさんが見えたので、自らのオッチョコチョイを指し示したら、やさしく笑って「でも両方とも似ているから」とフォローしてくださった。でもどう見ても、ドタ靴であることと黒色以外は、似ていないと思う。。。

2セッションを無事に終え、ひとり帰り支度をはじめて突然靴のことを思い出す。うわぁ、あれ履いて帰るのだわ・・。ズボン(表現的に古い?)の裾で多少とも上部が隠れるのが救い、だけれど違う靴であることは明白。

知らないということは強いもの(怖いもの?)で、来るときには左右違う靴を堂々と履いていた。電車の座席にもすまして腰掛けていた。

しかし事実を知ってしまった帰路、人の足元ばかりに目が行き、ぬぬ、靴ってこんなに目立つものだったのかい?と無意識のうちに足早になる。電車ではなるべく立っている人のそばに寄って隠れんとする。土曜のせいか、無慈悲にも車内はけっこう空いている。そして人の視線を感じる、足の部分で。

まあその、実をいえば左右違う靴を履くのは二度目である。ヾ(ーー )ォィ
帰って息子に報告すると「は、ドジはいつものことだが」

春のせいではなく、相変わらずの日常なのだった。


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「いやぁ、人間って本当に奇怪ですね~」水野晴郎風
というわけで、今回も引き続き『世界史こぼれ話1~6』(三浦一郎/角川文庫・絶版)から抜粋した有名人の逸話シリーズ。

今回は『世界史こぼれ話(2)(3)』より。

花粉症の最も古い臨床記録は、1819年のイギリス人医師による、鼻炎症状、喘息、流涙等の症状を起こすHay fever として報告されたものでないかといわれている。

というわけで、花粉症の季節がやってきた。巷でもマスクをしている人が多いけれど、それに加えて最近では、ゴーグルのような眼鏡をかけている人もよく見かける。目に外気が触れないように、メガネのフチがゴーグル状に顔に密着するようにできている。

花粉に加えてPM2.5や黄砂の飛散も問題になっている昨今、そのうちに完全遮断を謳った防毒マスクが流行るかもしれない。防毒マスクを装着した人々の行き交う町というのも不気味だけれど・・・。

などと想像をたくましゅうしていたら、うちに遊びに来た母がそのゴーグルメガネを装着しているのには驚いた。聞いてみるとなかなか良いという話。タマネギを切るときにもよろしいというので、私も装着してみようかな。と、まったくタイトルと関係のないむだ話を書いたところで、閑話休題。

1冊に400~600のエピソードが収録されているので、いつまでたってもなかなか先へ進めそうにないが、今回は(2)(3)からの抜粋。

「知らねーよ」という人物もいるでしょうが。。
太字がタイトルで、( )の説明は私が付け足した。

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商標尊重
合理的科学者ニュートン(1643年生/イギリスの科学者・哲学者:ニュートン力学を確立)は、きわめて非合理的なエッセイ「悪魔論」や「神秘論」も書いた。その原稿はケンブリッジの図書館に保存されているが出版されていない。それは「ニュートンのイメージが損なわれると困る」からである。


死んでも止まぬ
スタンダール(1783年生/フランスの小説家:「赤と黒」「パルムの僧院」「恋愛論」等)は自分でも認めているほどの「大嘘つきで」で、彼が自分について書き残したほどのことは、みな信用できぬ。手紙のサインには二百以上の変名を使い、履歴書には平気でデタラメを書いた。自ら書き残した墓碑銘に「ミラノ人」とあるが、正真正銘のフランス人だった。


ピリオド
李鴻章(1823年生/中国・清国の政治家:日清戦争の下関条約に調印)ヨーロッパ旅行の途中パリによった。そして「スランスとわがシナだけが文明を持っている。なぜならわれわれ二国だけが真の料理を持っているからだ」といって、すばらしい屁を一発した。


マキャベリズム
フランスの政治家ブリヤン(アリスティド・ブリヤン・168年生/フランスの政治家・首相:ノーベル平和賞受賞)が、ある政権発表会に出たが、聴衆にさっぱり熱がなかった。やがて演壇に登ることになったブリヤンは「いまぼくがわかしてみせるから、みてたまえ」といって出ていった。彼はしばらくしゃべったが、急に、一人の男をにらんで「やじるな」と怒鳴った。男が「なにもいわない」というと「いや、やじった」「やじらぬ」と押し問答になり、ブリヤンが「諸君、無頼漢をつまみ出してくれたまえ」というや人々は、その男を追い出してしまった。その後会場はすっかり活気づき、彼が話し終わると、拍手は鳴り止まなかった。


二大親分
菊池寛(1888年生/小説家・劇作家:文藝春秋社を創設)は、無名の更新作家たちに、オゴルのが大好きだった。その上、金を貸すのも好きで、頼まないでも「どうだ、金をやろうか」といい、断るとかえって、不機嫌になるのだった。しかし、横光利一だけは気が強く、一日一食も危ない生活をしながら、金も御馳走も、菊池から一度ももらわなかった。


三つの鐘ロシア版
ロシア帝政期の末ごろ、ある田舎劇場で合唱団員を募集した。二人の若い浮浪者が、これに応募して、試験を受けた。その結果、マキシム・ゴーリキー( 1868年生/ ロシアの小説家・戯曲作家:社会主義リアリズム文学の創始者)という浮浪者のほうは合格し、歌手に採用されたが、フェオドール・シャリアピン(1873年生/ロシアの世界的オペラ歌手)という名のほうは落第してしまった。


弾き上手ほめ上手
名ピアニストのマリー・ビゴット(1786年生/ピアニスト・ピアノ教師)がハイドン(1732年生/オーストリアの作曲家:交響曲の父)の面前で、彼の作曲したものを演奏した。演奏が終わるとハイドン、「おおすばらしい!こんな曲を私は決して作りませんでした。これをつくったのはあなたです」


超心臓のやさしさ
あるとき、十辺肇(とがえりはじめ・1914年生/文芸評論家)のところに、ある文学青年から手紙が来た。「先日五百枚の長編を書き友人に見せたところ、ほめる言葉がないのが残念なくらいだといわれました。文芸雑誌に紹介して下さい。稿料は一枚千円ぐらいほしいです。それ以上の場合には先生にあげます」


否定的肯定
ある美人が手紙を書いているのを見て、数学者のラ・コンダミーン(1701年生/フランスの数学者・地理学者:地球が回転楕円体であることを発見した)は思わずのぞき読みしてしまった。これに気づいた女が「もう少し書きたいのですがのぞき読みしている人がありますからやめます」と書くと、あわてた数学者「と、とんでもない」


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季節の変わり目、特に春先の今ごろになると自律神経失調症やうつ状態になる人も多いようです。

原因のひとつとして、卒業、受験、入学、入社、転居などの大きな生活の変化が、3月~4月に集中することがあげられます。特に卒業や転居による別れが契機となって、漠然とした不安感や絶望感、虚無感に苛まされる人も。

また、木の芽どきという言葉に代表されるように、冬の間に蓄えたエネルギーが一気に満ちあふれる自然界や、進級、入学、入社といった、人生の節目となる希望に満ちたイメージに、うまく心身が対応できず、かえって体内のエネルギーの降下を生むという場合もあります。

このようなうつ状態の改善方法として、お勧めなのが運動療法。

運動「療法」というくらい、適度な運動は治療効果も高いということ。とくに有効なのは有酸素運動。

有酸素運動とは、心拍数を50%程度増すことを目標とし、たとえば普段より少し早足で歩いたり、軽いジョギングなどによって軽く汗をかく程度の運動をいいます。

春めいてゆく景色を楽しみながら、散歩をしたり軽く走ったりすることでうつの気分から抜け出します。毎日15分程度でよいので、私のような出不精でも続けやすい。毎日はちょっと・・という場合は一日おきでも大丈夫。やらないよりはずっといいのです。

そうそう、運動と同時に日光を浴びることができるっていうのも、お勧めの理由。脳が日光を感じると、うつを改善させるセロトニンをたくさん放出するように出来ているのね。

日ごろ運動をしている人は、していない人より"うつ"になりにくいという統計結果も出ています。

生活に、ちょっと運動を取り入れてみてはいかが。といっても、今は花粉真っ盛り。花粉症の方は完全防備、マスク装着で。

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