あれから数年がたち…
子育ても終わり夫の両親も介護の末見送り、今は夫と2人暮らし。自由で気ままな毎日を送っている。
数年振りにブログを復活させようかな…日記を書こう!と思いたったが、どうだろう、三日坊主に終わるか。自分に乞うご期待。
#気ままな暮らし
針のむしろ
さて、旅行はそこそこ楽しめたが、その話はとりあえず後回しにする。
旅行から帰り、次の日は夫がじじのショートステイ先へ迎えに行くことになっていた。
そして、善は急げでその足で早速施設の見学に行き、そのまま申し込みをしてきた。
が、まだ仮申し込みだ。
これから、面談やら健康診断を受け、主治医から書類をもらい、その結果で施設の審査があり、それに通ればようやく契約となる。
それにはおよそ1か月弱はかかるだろう。
ココロコは家出以来、6日間、じじと顔を合わせていない。
喧嘩し、家出、そして
ココロコの10年の苦悩を告げ、じじが施設に入ることになった。予想はしていたが、今は、まず顔を合わせることが非常に気まづく、本当に嫌だった。
じじが帰ってきた日は、下に降りて行くことができず、とうとう顔を合わせなかった。
そこで夫に頼み、じじにこう伝えてもらう事にした。
「ココロコは今、心の病になっている。じじに対する態度は、ツンケンしているように見えるかもしれないけど怒っているとかそう言うことじゃないから、許してやって欲しい。
今日から、じじが施設に入るまでは、今まで通り家事はやるが、夕食はココロコは同席しない。必要以上の会話もしない。そうっとしてやって欲しい。」と。
それでも、翌朝はどうしても顔を合わせなくてはいけない。
下に降りて行くときは心臓がドキドキしてしまい、本当に本当に嫌だった。
気合いを入れて、頑張って下へ行き、
じじと顔を合わせたとき、じじの顔は人を化け物でも見るような顔をした。
本当に嫌だったが、笑顔無しで軽く頭を下げ、「頑張れなくてごめんね。」と頑張って言ったが、どうせそのセリフはじじには聞こえていない。
「ごめんね」と言う部分だけ聞こえたようで、じじもごにょごにょと訳の分からぬ言葉を発しながら複雑な顔で頭を下げた。
私が今回の一連のことを謝ったようになってしまって癪にさわるが、まぁ、しょうがない。
とりあえず第1関門はなんとか突破した。
しかし、それからの毎日が本当に針のむしろ。
顔を合わせないようコソコソと生活し、ものすごいストレスだ。
それでもじじの通院の日には私が連れて行くしかないから一緒の時間を過ごす。
拷問だ。
そして、トイレやポータブルトイレの粗相やシーツを💩で汚したりは相変わらず何も変わらない。
もう限界を超えているのに、その始末からは逃れられない。
あと少し、あと少し、とココロコは呪文のように唱えながら毎日をやり過ごしている。
この数週間の時間の経つのかなんと遅いことか。
こんなに長い長い時間を過ごすのは人生で初めてかもしれない。
前から入っている遊びの予定はそのままに
出かけはするが、やはりそんなに楽しめない。
家にいる時間は最低限の家事はやるがそれ以上のことは全くやる気が起きない。
本当に鬱病寸前だ。
じじの施設行きが決まったのに、なぜか全然心が晴れずモヤモヤしたままだ。
じじの言うことは信じられない。今までも何度も裏切られているからまだ信用できないでいるのだろう。
早く、早く、、、
早くこんな生活からぬけだしたい。
ココロコの10年の苦悩を綴った手紙
前述もしたが、
ココロコが、じじの介護に限界が来た時にこれをじじに見せて、そして施設へ入る事を説得して欲しい、と夫宛に送っておいたメールがある。
それには10年に渡るじじばばの介護について、ココロコがひとりで黙々とやってきたことと、どんなに辛い思いをしてきたのか、ココロコが受けてきたじじハラスメントのこと、
そしてもう心身ともに限界が来ているということ。などが綴られている。
ココロコがどんな思いでこの10年を過ごしてきたか、とうの本人は何もわかっていないからだ。
なんなら、夫もわかっていない。
鈍感な親子は、結局、言わないとわからないから、意を決して伝えることにしたのだ。
それを伝えたらその後、どんなに気まずい日々を暮らさなくてはいけないか、と言う懸念もあったから
その手紙を渡すタイミングは慎重に図っていた。
そのタイミングのGOサインは私がだすからと、言っておいた。
で、この度じじの逆ギレ家出で、ココロコの堪忍袋は完全にブチ切れ、今がそのタイミングだ!と言うことになったわけで。
そして、2日に渡り夫とじじが話し合い、じじもわかってくれたようで施設に入ることを承諾してくれた。
ココロコが家出をして3日、そしてそのままじじはショートステイに二泊三日、その間にココロコと夫は一泊旅行に突入となる。じじのショートステイと我々の旅行は以前から決まっていたこと。
じじがショートステイに出かけた後にココロコは家に帰り旅行したくをして、じじが帰ってきた時のための支度も全て整えてからの出発となる。
その時、ココロコはあることに気がつく。
夫がじじ宛に書いた手紙はじじの引き出しに入っているのを見つけたが、肝心のココロコのあの手紙が見当たらない。
あれ?どういうことになっているんだろう。
まさかとは思うが、、、一応夫に聞いてみた。
「ねぇ、あのココロコの10年の苦悩を綴った手紙はじじに見せてくれた?」と。
すると、驚きの夫の返答。
見せてないと言う。
はあーーー?!!!
あれを見せずして、どのような説得をしたというのか?
あれだけお願いしたのに!
信じられなかった。
恐らくプリントアウトするのが面倒くさかったと思われる。
しかし一応聞いてみた。
なんで?なんであれを渡してくれなかったの?
すると夫は、口ごもり、しどろもとろで、
「あ、あれはちょっと刺激が強すぎて、、、」
別に刺激の強いような内容ではない!
ココロコの思いをあれで伝えなければ、今回の家出は、ただの薄っぺらいものになってしまう。ただのココロコのワガママだと思われてしまう。事の重大さが伝わらない。
あれだけお願いしたのに!渡してくれなかったのは本当にショックだ、立ち直れない!
と言ったら、夫は慌てた様子で
ごめん、と言った。
いや、ごめんじゃないんだ。
今すぐプリントアウトして、ショートステイ先に届けて!
この2泊3日の間にゆっくりと読んでもらって!
と、ココロコは剣幕をたてた。
夫は慌ててプリントアウトして、届ける準備をしていたが、
はっきり言ってココロコはこの時もう旅行どころじゃなかった。
やっぱり離婚しようかなとまで思っていた。
何もわかっていないのは、むしろじじよりこの男だ。と思った。
そもそも、夫は、結婚して、私に有無を言わさず同居をきめた。
その割に配慮がまったくなかった。ココロコが黙っていることをいいことに、家庭内のこと、ココロコとじじばばのことに、全く無関心で過ごしてきたのだ。
ましてや介護が始まってからの、自分には無関係、といった姿勢は今更ながら本当に許しがたい。
しかし、旅行は続行するしかなかった。高い宿を予約している。
行きがけにじじのショートステイ先に寄り、私の手紙を届けさせた。
ココロコは複雑な気持ちのまま、そして夫は夫でまた色んな思いが巡っているだろうが、とにかく、旅には出発した。
つづく。