ひまわり教室活動報告 | 心と心が通うとき〜やさしい人間関係の作り方

心と心が通うとき〜やさしい人間関係の作り方

発達障害や周りの人達へのコミュニケーションサポート

  6月も終わりが近づきつつあります。


 アニメ好きだと「7月から新しいアニメが

 始まる…」と分かっているので


 ちょっとした隙間の時間でアニメの話題を

 楽しむことが多かったように思います。



 自分の好きな分野の話をできる空間は

 楽しく居心地がよいものですね。

 

24日(月)>

始めの会

○○のつもりで

なりたい自分や、誰か他の人になったつもりで詩を書く

絵本セラピー『フレデリック

「想像すること」の意味や大切さを考える

ゲームUNO

終わりの会

 

 

今回は、前回・前々回の

リフレーミングを踏まえて

 「こういう自分だったらいいな」

と思える長所を一つあげ

できるだけ自分を褒める詩を書くことと

身近にいる誰か一人を決め

その人から見た自分についての詩を書く

というプログラムを行いました。


「これって、あとで冷静になって読んだら

恥ずかしくないですか?」という

もっともな意見をもらいましたが


「確かにそうだけど

『こうありたい!』と思う自分になるには

『私はこうだ!』と言い切るのが大事だよ。」

と説明し、取り組んでもらいました。


「もちろん、私も書くし。」とも付け加えて。

「書くぞ!」と決めてしまえば

恥ずかしさや照れも

なくなり、意外と書けてしまうものです。



また、「こうなりたい」と思うことは

「自分のなかで大切にしたいこと・もの」

とも重なるので、

そこを意識してもらえたら

さらにいいなと思っています。



そして、もう一つの課題

誰かから見た自分についての詩を書くことは

その人には自分がどう見えているのか

その人には自分はどう思われているのかを

客観的に考える練習です。


メタ認知のトレーニングと

いってもよいかもしれません。


「だれにする?」と聞くと

「5歳のいとこの女の子にします。」と決め

まるで、その子が

おしゃべりをしているような感じで

詩を書いてくれました。


今回は関係が良好な人を

チョイスして詩を書いてくれましたが

けんか中の相手や自分が苦手だと

感じている人の立場で

自分についての詩を書いてみると

普段は感じない気づきがあったり

しておもしろいのではないかと思いました。

 

ひまわり教室スタッフ 阿久津智子