私がお母さんを守る。とても強い信念となり心に刻み込まれた思い。 | 自信がない・不安・緊張・人間関係・生きづらい性格・アダルトチルドレン等の悩みを根本改善するカウンセリング

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心理カウンセラー【大阪】・中田詩子(なかたうたこ)です。

 

京都・神戸・大阪など関西拠点に東京・全国で

心理カウンセリング/セラピー(心理療法)や心理学講座をしています。

 

アダルトチルドレン、うつ、トラウマをはじめ、

自信がない、不安、生きづらいなど

人間関係の悩み克服・ストレス解消のお手伝いをしています。

 

 

今日のテーマは、

私がお母さんを守る。とても強い信念となり心に刻み込まれた思い。

 

心理カウンセリングをしていると

このようなお話はよくあります。

 

子どもが親を思う気持ちは

とてもとても強いのです。

 

そして、それはご本人は

自覚していない、覚えていない

ことがよくあります。

 

 

例えば・・こんなある物語。

今日は私の話です。

 

 

私の父親は、自分が一番偉い正しいと

強烈に思い込んでいる人でした。

 

思い込んでいるというか、

「無意識に、そう思い込もうとしている人」でした。

 

本当はとても繊細で弱い部分を

持っている人だったので。

本人も自分の弱さに心の奥では

十分気づいていて、でも、それを

認められなかったのでしょう。。

 

だから、周りの人をバカにしました。

 

「お母さんはバカだ。

会社の人間はバカだ。

あいつはダメだ。こいつはダメだ。」

そんなことをよく言っていました。

 

 

喧嘩して、母親はよく泣いていました。

母親は本当はバカじゃないのに

バカの役割を引き受けて、

バカな人をやるようになりました。

無意識にです。

 

「お母さんには、分からない~」

「どうせお母さんはバカだから」

「どうせお母さんが全部悪いのよっ」

と言って、投げたりすねたり逆切れ

したりするようになりました。

 

子どもの私が良かれと思って

何かを話しかけたり提案しても、

 

反論された批判されたと思って、

すぐにヒステリーに怒ったり、

 

被害者ポジションで

罪悪感を持たせるような態度を

とるようになりました。

 

 

私自身は、

父親からバカにされていたとしても

母親ほどではなく、

褒められることもあったりして

好かれているのは知っていました。

 

 

でも、成長するにつれ、私は

 

人からジャッジされること

バカにされることが、

とても怖いと感じるようになりました。

 

世の中の人は、いつもとても厳しく

ジャッジしていて、

いつも批判的な目で見ていると

思うようになりました。

 

 

そして、

 

私をとても好いていた父親のことを

本当はずーっと嫌っていました。

 

心理セラピーを受けてから分かったのですが、

父親に対してすごくすごく怒っていました。

 

その大きな理由の一つは

母親をバカにしていたからです。

 

 

そして私は社会人になってからは

「上から目線とか偉そうな人には反発心を持つ」

「人をバカにする人間は許せんー!」

のような面を持つようになり、

職場で、後輩を理不尽に扱う上司などに

すごく腹を立てていました。

 

 

心理セラピーを受けて分かったのですが

 

「私はお母さんを守ってあげれなかった。

なんであの頃、

”お母さんをバカにしないで。”

”お母さんはダメじゃない。”と

言ってあげれなかったんだ。。」

そんな思いがずっとあったようでした。

 

(20代などは母親とも疎遠でしたが

その間も無意識下ではこんな思いを

持ち続けていたようです。)

 

 

確かに時々、

これは、今目の前で起こっていること

だけに対する怒りではないのでは?

これは私だけの悲しみではないのでは?

と思うほどに、

強い感情が沸くことがありました。

 

 

心の仕組みでよくあることなのですが、

他人の怒りや悲しみを引き受けている状態でした。

もちろん、無意識にです。

 

私は幼少期の母親の怒りや悲しみを

引き受けていたのですね。

 

母がかわいそう。母を助けたい。

という強い気持ちから。

 

母親に対する思いですから、

これは、とても強い感情になります。

 

 

「誰かの苦しさを助けるために、その人の感情を引き受ける」

「誰かを助けるために、その人と同じ人生を歩む(一部似た性格になる)」

無意識に。

そんな心の仕組みがあります。

 

 

他人の人生を歩いているとしたら、

それは苦しいものになります。

 

自分自身の人生に戻ってくる必要があります。