昨日の愛こそすべて、
全てはそこから始まります。
勿論、人により、違う道を辿る人もいるでしょうし、どんな道を辿っても、行き着く先は同じなので、自分が信じる道を行くのがベストです。
疑いのなかで行くよりも、信じる道のほうが早いですからね。
昨日の話のなかで、ダメダメな自分も愛してください。と書きました。
ダメダメな自分・・・本当はそんなものはいません。幻想です。幻想ですが、この世を生きるなかで、自分がこの身体という小さな器に入っているもの・・
と、感じている人にとっては、ダメダメな自分は、そこにいるように思えますから、はじめは外側の自分も含めて愛してみることが効果的です。
自我の自分が自分を愛していく・・ことからはじめたことが、最終的に大いなるもの、本当の自分である全体の意識が愛であり、自我の自分が愛されている・・と感じるようになります。
ここでも、本当はその自我は幻想がつくりあげた思い込みの自分ですが、それでも、自分は身体という制限のある小さな存在という思いがあるうちには、自分は(自我)愛されていたんだ・・と感じることができます。
自分から見て外側に出している自分、他者から見ての自分、というのは、その時々に合わせて作られた自分です。
思考が作った幻想の自分です。その幻想の自分が幻想と見破ったあとに残る本当の自分は皆、同じ。たったひとつの意識です。
皆同じものの上に、分離しているように見える、作られた自分を演じているだけです。
社会的にどんなに偉い先生も、想像を絶するお金持ちも、IQ200の天才も、ニュースで見る殺人犯も、国を脅かすようなテロの犯人も、ホームレスの人も、いつも喧嘩している人も、いつも優しい人も・・
皆、同じです。そこに差はありませんし、目覚めのチャンスも平等にあります。ただこの世では時間があるので、今世になるか、来世になるかは誰にもわかりません。
外側の、生まれた環境や、個人の能力を見たら、そこに差を感じることはあると思いますが、その実、差などないのです。
自我というのは、その本当はない差を埋めるために、何かを得ようとして、人を蹴落としてみたり、得たものを失う恐怖から逃れようと、相手を攻撃したり、自分を攻撃していきます。
これでは世の中がどんなに経済が上むいても、世界全体の平和や安穏はやってこないばかりか、個人レベルでも、心のなかの平安は訪れません。
日本人の多くは、規律正しく、大人しく、相手に優しい・・と海外の人に見られていますが、実際は、他人を攻撃しないかわりに、自分を攻撃している人が沢山います。
昨今、うつ病が多いのも、自分攻撃が激しさをましているからだと思います。
他人と比べ、いかに自分が無能か・・なぜ、自分は皆と同じようにできないのか?
親や恋人、友達からの愛求め、それを貰えていない・・と感じた時には、自分の存在価値すらわからなくなり、自分なんてどうせ誰にも愛されないんだ・・と
自分を責め続けた結果です。
もっと自分に寛容になってください。
自分のダメダメを許し、愛してくださいね。
そして自分は誰からの愛を欲さなくても、元々愛されている存在だと、それを前提に生きてください。
誰に??誰に愛されている??
それは、目の前の全て・・自分の内にある自分です。
自分の内にある自分?と、探さなくても、ただ、あなたが存在しているだけで、それは常にあなたとありますし、肉体の死を迎えても、消えることはありません。
そこで、また、ダメだ・・自分を愛することも、許すこともできない・・・・
と、感じたら、許せない自分も、愛せない自分も、愛してください。どこまでいっても、最終的に愛してください。
そのまま、今のまま、それでも、充分愛されています。感じなくても、感じたくなくても、残念ながら、あなたは、愛されていますから、ここらで降参してくださいね。
世界の平和や安穏、繁栄は、ひとりひとりの心のなかからはじまります。