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わたしの「らんにんぐ★ふぃろそふぃー」

走ることでいろんなことを学ばせてもらいました。それはある意味自分の人生哲学になりうるかなという思いで、日々思ったことをランニングネタで書いたり書かなかったり、ゆるく、ほそく、ながく続けていけたらなと思います。どうぞ、末永く見守ってやってください。

フルマラソンには魔物が棲む・・・

めっちゃくちゃ経験済みです(笑)僕の初マラソンは雨の中の東京マラソンで、いきなり洗礼をうけましたが、その後はあんまり苦労せず?タイムが上がってました。荒川マラソン(現板橋cityマラソン)、かすみがうらマラソンと初マラソンから三ヶ月のあいだにフルマラソンを三本も続けて走り、棚ぼた優勝。よく分からないうちに北京マラソンに招待され、海外初レース。マラソンランナーというにはあまりにも浅くてひよっこてしたが、トントン拍子に進んでしまい、なんとなくマラソンが分かった気になってました。ワカゾー過ぎますねf^_^;

陸上競技歴の長さと大学で体育を専攻してたので、もちろん無知だったわけでもないのですが、マラソンはそれ以上に奥深く、辛酸わ舐めたこと数知れず。成功したことよりも失敗したことのほうが多いかもしれませんね。キツイフルマラソは何度も味わっているけど、なぜかまたは知ってします不思議(笑)きっとこの先も辞められないと思います。


さてさて~今回もハーフ以降はちょっと想定外の展開になってしまいました。体調も悪くないし、気持ちも負けてない。このままいけるという自信もあったので、後半のハーフはペースアップを試みました。福岡国際マラソンで唯一の折り返しとなる31km地点に向かう道すがら。今年は元気に折り返したいなと思っていたのですが、だんだんとペースがキツくなってきました。

動かないからだ、抜かれる自分。そんあはずじゃないのにな~という苦笑いしか出てきませんでしたが、まだ苦笑い出来ている時点ではいいですよね。次第に苦笑いどころか目を開けているのも辛くなり、フラフラヨロヨロという感じになってしまいました。何が起きたか分からないけど、ただただ辛い。。マラソンでこうなってしまうと万事休すなわけで、おかけさまで最後の1.95kmは11分以上かかりました。かっこわるいなぁ。でもそれが自分なんです。ただただ、前に進むのみ。それしかないけど、それが大事なんです。
(ゴール後、レース前日の様子など心当たりを探れば完全にガス欠でした)


「何が起きても諦めない」



今回走る前に決めた自分ルールです。足が痛くなっても、キツくなってもどんな状況でもレースを諦めちゃダメ。マラソンの原点だと思います。自分に向き合い、自分と戦い、そういった中で見つかる自分が素の自分なんだと思います。よわっちくてかっこわるいし、結果を見れば情けなくなります。今年は色々出来た年だったし、「大丈夫!いける!!」と踏んで望んだレースだったのですが、まだまだ未熟でした。

最近みた安田美沙子さんの記事。
~人間の限界まで丸裸にしてくれる42.195キロ~


ミーハーではないと思っているのですが、マラソンは走る人の数だけドラマがあり、感動があり、最近はこういう記事にすごく心を打たれるようになりました。記事の題名がドンピシャなんですよね。マラソンをやっているからこそ分かる想い、繋がった仲間。今年は繋がりが多かった年と書きましたが、本当にその通りです。

ゴール後に高校のセンパイが来てくれました。途中で何度声をかけてくれた分からないくらいよく声が聞こえました。来年は出たいな~と言っていましたが、時を経てまたこういう場で再開出来るのが本当に嬉しいです。レースはダメダメだったけど最後は笑って終わろう!気持ちのいいマラソンをしたいです。いつまで走れるか分からない福岡の舞台。出来るだけ長くこの場には立ちたいなと思いますが、それは自分の努力次第です。そして、もちろん出るだけじゃなくてしっかり結果も残したい!まだまだ欲求は尽きないですよ。

また来ます。待ってろ福岡!!


年末になるとこの一年の振返りをする事が多くなりますね、巷では流行語大賞が発表されたり、現代社会を反映するように検索ワードランキング・・・なんてのもあります。個人的に好きなのは「今年の漢字」なのですが、今年は「安」が選ばれたようですね。

自分自身の今年の漢字は何かな~といろいろと考えていましたが、「繋」だと思ってます。昨年末から縁あって、いろんな方と練習をご一緒させてもらったり、駅伝に出たりとこれまでなかったつながりが出来ました。普段は一人で練習することが多いけど、こうして一緒になって走ったり、笑ったりって言うのは本当に楽しかったです。

コーチという立場上、あくまで主役は会員さんだし、あまり目立った事はしない方がいいとずっと思っていましたが、自分も一人のランナーです。ランニングそのものをもっと自分自身が楽しまなくちゃもったいなって思えるような一年になりました。結果が出たものもそうじゃないものもあったけど、本当に今年できたつながりは大切にしたいです。そして、もっと単純に楽しかった一年。そういえるのは幸せですね。



☆金沢城リレーマラソン@stylish☆



☆横浜駅伝@高尾山走術研究所☆



☆山中湖駅伝@ほっこりRC☆



☆京王駅伝@八王子走ろう会☆



stylish、高尾山走術研究所、ほっこりRC、八王子走ろう会、皆さん本当にありがとうございました。今回のレースに出るにあたって、いろいろな方からの応援をもらいました。僕なんてたいしたランナーじゃないですが、頑張ってと言われることのありがたさはすごく感じます。

走りながらそういう思いがずっと頭をよぎり、それがすごく力になりました。福岡のコースは応援が途切れる事なく続きますが、特に応援が多いのが「18km地点」。スタート地点から移動しやすいという事もあり、多くの方が集まってランナーに力を与えてくれる場所です。ここを通るときはいつもすごく気持が引き締まる思いがします。まだまだレースの序盤ですが、ここをどういう状態で通過するかはレースタイムを占う重要なポイントになると思っています。


今回は・・・すごく快調でした。応援してくれる人たちを見る余裕もあったし、まだまだ行けるという思いもあって、少しペースアップ。というよりも、集団のペースが落ちていたので、少し戻そうと思って出たらポツンとなってしまったようです。もう一個前の集団にいれば自分でペースを上げなくても良かったかなとも思うのですが、グリープの選択ミスだったかもしれません。ただ、もういっこ前の集団につかなかった自分の力不足ですね。

中間点で大学のセンパイにおいつき、挨拶しました。


「きゅーまさん!おつかれさまです」

「おー、こーた!今のペースで大体2時間半くらいだね。このまま落ちないようにがんばろう」


短い会話のやり取りですが、こうしてマラソンのレース中に声を掛け合えるってのは本当に力をもらいます。大学1年生の時の4年生。猛烈にキツかった夏合宿の思い出がよみがえるような一場面。懐かしい(笑)いや、またこういった局面で一緒に走れるのが嬉しい!そんな気持です。


レースも後半戦!ココからが本当の勝負です



つづく
年末進行~ということで、とにかく時間に追われる毎日です。今勤めている整骨院は来患数も多く、治療の結果を振り返る時間もそこそこに次の患者さんの治療がはじまるので、よく言えば経験がたくさん積めるし、悪く言えばとにかく時間が流れていきます。治療家として生きていくために必要だけど全く足りていないものが経験だと思っていたし、とにかくたくさん臨床経験が積める場所をと思って職場を探しました。

ただ、毎日治療していてもうまくいかないことだって少なくないし、できないことやできない自分に向き合う時間が本当に長くて、昨日も治療している夢を見ました。自分の寝言で目が覚め、気がつけば朝になっていてまた仕事が始まる(笑)その繰り返しも一年半以上続いています。もちろんできるようになってきたこともたくさんありますが、学ぶことも求めることも決して尽きることはありません。痛みが少しでも取れたら!気持ち良く走れるようになったら!そんな単純な動機ですが、頑張ろうっていう原動力になります。単純にそういうのが好きなんです。やっぱり体育会系かぁ。





福岡に向かう前の日も結局寝たのは4時でした。帰ってからクラブの会員さんのメールを返すのですが、診療中に眠くなるわけにはいかないので、翌日休みの日は夜なべ必至。こういう生活の継続はマラソンに良いわけないですよね。

今回はそういうところにも大きな問題があったと思いますが、仕事をしながら走るっていうのはそういうことだと思ってます。今の生活のなかでなんとか結果を出したいなというのが今年の大きなテーマでした。


スタートした直後はペースがゆっくりに感じました。キロ3分半で淡々と刻む集団走。普段は一人で走ることが多いのでレースでみんなと走るのが楽しみなんです(笑)同じ集団に昔クラブでペースメーカーをしてくれていた山本さん、大学時代の大親友のゆうくん、中高と一緒に汗を流したまさひろ。こういうシチュエーションは鳥肌が立ちます。

やっぱり走るのが好きで、こうやって頑張る仲間がいるって思うと自然と脚が動く感覚。走ることを通してたくさんの仲間ができましたが、僕にとってはもったいないくらいの財産です。

5km
10km
15km
20km

2時間20分を切るというチャレンジをするくらいの身体は作れなかったけど、とにかく今は今のベストを尽くすつもりで設定した3分半ペース。ハーフまではあっという間でした。







つづく