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ブログでは少し筋膜に関しての解説を付けくわえたいと思います。
筋膜とは~構造的に言えばコラーゲンとエラスチンという2種類のタンパク質からなる膜状組織です。膜状組織~ということで平たく、そして伸び縮みする布のようなもをイメージしてくださっても結構です。要するに筋を包んでいる膜=筋膜ってこと。読んで字のごとくですね。
コラーゲンとエラスチンは縦糸と横糸の関係になっていて、布のように織り込まれることで伸び縮みできる構造になっています。超優秀な布!どれくらい優秀かと言えばドラ○ンボー○のサ○ヤ人が着ている戦闘服みたいなもん…大猿化してもやぶれませーん(笑)
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20150426/09/cocoro-ni-hohoemi/23/44/j/t01460220_0146022013287277529.jpg?caw=800)
さて話をもどしまして、筋膜を構成する「コラーゲン」と「エラスチン」について少し解説をプラス♪
【コラーゲン】
・かたくて丈夫なタンパク質
・筋膜が広がりすぎて断裂することを防ぐ
【エラスチン】
・柔らかくて伸び縮みするタンパク質
・引っ張られると1.5~2.5倍にまで伸びる
・体の動きに対応して筋膜を自由に動かす
両者は車の両輪。どちらも非常に大事です。ここで特に注目すべきがエラスチンです。伸び縮みするタンパク質なので、しっかり動かしていれば可動生は出るものの、逆にあまり動かさないと可動性を失ってしまいます。固まったエラスチンはただ動かなくなるだけでなく、コラーゲンに絡まるようにカチコチになって筋膜自体の動きを阻害してしまうので、これをほぐすように緩めて筋膜の可動性を出すのが「筋膜リリース」です。
ではこういった筋膜の動きの悪さを改善させるにはどうすれば良いでしょうか?模型を示してみます。筋膜をチューブで、筋膜の動きの悪い部分を×で示しました。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20150426/09/cocoro-ni-hohoemi/10/2b/j/t02200165_0800060013287308064.jpg?caw=800)
この×印を効果的に伸ばしたり、刺激を加えるにはどうすれば良いでしょうか?一般的なストレッチは筋の起始と停止を固定して筋全体を伸ばすことが原則であり、何気なく普通にストレッチをしていればこんなイメージになります。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20150426/09/cocoro-ni-hohoemi/bc/43/j/t02200165_0800060013287304099.jpg?caw=800)
これでは筋全体は伸びても、問題部位を効率よく伸ばすしたり刺激を入れたりということが非常に難しいです。では、こういう方法ではどうでしょうか?
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20150426/09/cocoro-ni-hohoemi/14/e3/j/t02200165_0800060013287304101.jpg?caw=800)
問題箇所がしっかり伸ばされているのが分かりますよね。伸ばす支点をあえて固まっている部分に近づけて、伸ばす範囲を限定すると効果的です。あるいは問題個所そのものを押さえて伸ばすという方法もあります。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20150426/09/cocoro-ni-hohoemi/6e/51/j/t02200165_0800060013287305215.jpg?caw=800)
治療院ではこういったところを意識しながら筋膜リリースをおこなって調整することが出来ます。あくまで簡単なイメージなので、実際の現場ではもっと複雑ですがざっくりとこういうイメージ~っていうおはなし。これをセルフでやる場合はちょっとした道具を使うのがミソ。テニスボールやストレッチポールとなどをうまく使ってみてください。今回はテニスボールを使ったセルフ筋膜リリースをご紹介します。結構痛いっす(苦笑)