新春駅伝2015 | わたしの「らんにんぐ★ふぃろそふぃー」

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走ることでいろんなことを学ばせてもらいました。それはある意味自分の人生哲学になりうるかなという思いで、日々思ったことをランニングネタで書いたり書かなかったり、ゆるく、ほそく、ながく続けていけたらなと思います。どうぞ、末永く見守ってやってください。

高校生のスポーツは純粋にいいな。。。


そう思います。今日は高校生の駅伝応援に行ってきました。久しぶりに教え子に会うので実は緊張していたのですがf^_^;、会うと全然久しぶり感がないくらい普通に接してくれて、僕も自然と教師の顔に戻っていました。






みんな会わないうちにたくましくなったような。。。。辞めるにあたってバトンタッチした二年目の先生と、9月から一緒に部を見てくれている学連選抜経験のある先生のおかげでしょうね。


自分自身がどっぷりはまった駅伝ですが、あの子たちにとって駅伝を経験出来る機会は限られていて、この冬の時期の一回のみ。走った子たちはこの大会を楽しみにしていたという通り、いい意味で楽しそうに走ってました。ただ、男子の駅伝が前の日の晩にメンバーの一人が風邪をひいてしまい、急きょ出走できない事態となりました。ただ、救済処置として駅伝に出れない人あるいは3年生を中心としたロードレースが駅伝後に行われる為、なんとかそれには出ることが出来、無事に彼らを送り出しましたが、返ってきたときにびっくり。なんと2年生の一人が5番で帰ってきました!


彼と初めて出逢った時の印象は本当にひょろひょろ。そして、幼さの残るあどけない少年でした。しかも彼の学年は男子が一人。辞めずに残ってくれるか正直なところ不安でしたが、どんなに苦しくても、決してあきらめないタイプの子で高校生ながらすごいなと純粋に思っていました。練習が終わるとフォームを見てほしいとソロソロっと寄ってきたり、僕が通勤ランしてるのを真似て自宅から10kmほどの道のりを走ってきたり、お昼休みは毎日トレーニングルームにきて筋トレをしたり・・・エピソードをひも解けば数知れず。僕が高校を辞めるにあたって、どうやら署名を集めようとしてくれたとか。僕がパワハラを受けて無理矢理やめさせられていると思ったとかなんとか(笑

※一応付記しておくとそんなことはありません


なかなか結果が出なくても、決して投げ出すことがなかったです。彼が強くなるのには本当に時間がかかったけど、やるべきことをちゃんとこなしてきた姿はそばでずっと見てきましたが、高校を辞めてからは当然彼の状態は知らず、今回久しぶりに走りを見たら、堂々の走りをしていてびっくり!!

彼が強くなる事には本当に大きな意味があるし、やればできるんだという自信をつけて欲しかったです。まだ何かを成し遂げたわけではないけど、一年生のちっぽけで弱かった頃から知ってるだけに、今こうして立派に走っている姿が本当に嬉しくて、頼もしくて、誇らしくて、見ない間に強くなったなとしみじみ思いました。彼には春に大事なインターハイ予選が待ってます。どんなワクワクを見せてくれるのかな。

青学のお話じゃありませんが、多くの人に知られることはないけど一人一人が本当にさまざまな陸上人生を過ごしていて、そこにたくさんのドラマがあります。苦しい練習をちゃんと乗り越えて初めて味わえる特別な感情。僕があの子に何をしてあげられたかは分からないけど、僕はあの子から大切なものを教えてもらいました。インターハイ予選まであと三ヶ月。まだまだ成長していくんだろうなと思うと楽しみです。

身を引いて寂しい思いもあるけど、自分が選んだ道でしっかり結果が出せる様に頑張らんとね(^^)/

パワー充電の1日でしたぁ