卒業式 | わたしの「らんにんぐ★ふぃろそふぃー」

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走ることでいろんなことを学ばせてもらいました。それはある意味自分の人生哲学になりうるかなという思いで、日々思ったことをランニングネタで書いたり書かなかったり、ゆるく、ほそく、ながく続けていけたらなと思います。どうぞ、末永く見守ってやってください。






1年で最も大事な行事である卒業式が終わりました。うちの高校の卒業式は一風変わっていて、シーンとなるような感じのものではなく・・・それどころか卒業証書授与の時ですら大盛り上がりのイベントに変わってしまう「オソルベキ学校行事」のひとつです。


勤め始めたころに「卒業式がすごいらしい」ということを耳にしていて、実際にそれを見たときにあまりの異常さ相当なカルチャーショックを受けましたが、7年間の教員生活の中でいつのまにやら湿っぽい涙の卒業式とは無縁でにぎやかな卒業式が違和感なく受け入れられるようになり、それがこの学校に勤めていたという事実を物語っているのだろうなと思います。


帰国子女が集う学校ならではという事情がほかにもたくさんあって、授業はすさまじいです。荒れているというわけではなく、むしろその逆で活発に意見が飛び交い、分からないことはトコトンついてくるので、こちらもやっぱり授業準備は必死で、「1」教えようと思ったら「10」の準備をして臨んでいました。教師も相当鍛えられるね、こりゃ(笑)


もちろん日本の社会で生きていくためには直していかなくちゃいけないこともたくさんありますが、それでもあの子たちの本当に素晴らしい個性は将来必ず大きな武器になるでしょう。


式が終わって外に出てやる恒例行事が「ネクタイ投げ」。黄色いネクタイなので通称「たくあん」と呼ばれているのでそが、それを一斉に投げ上げるこの景色を見ると、卒業式のムードがグッと高まり、一年間の仕事の成果が形になっているようで、本当に感慨深いものがあります。そして、僕にとっては今年が最後の卒業式であり、今の子たちと一緒に卒業するということを考えると、いつも通りでは見れない部分があって、ちょっと気を緩めると泣きそうなくらい感傷的になっていました。ホント、ここでいろんなことがあったな・・・と。


なにはともあれ、3年生のみんな卒業おめでとう!!陸上部の子はもちろんだけど、一人一人が本当に大事な生徒でした。こう思えることがまた幸せですね。


そして僕の教員生活も17日で本当に最後です。「最後の一日」が笑顔で終われますように