TOKYO | わたしの「らんにんぐ★ふぃろそふぃー」

わたしの「らんにんぐ★ふぃろそふぃー」

走ることでいろんなことを学ばせてもらいました。それはある意味自分の人生哲学になりうるかなという思いで、日々思ったことをランニングネタで書いたり書かなかったり、ゆるく、ほそく、ながく続けていけたらなと思います。どうぞ、末永く見守ってやってください。

3連休2日目は成人式が各地で行われたようですね。昨年のこの日は大雪だった思い出がありますが、地面が白くなる程度の積り方を「大雪」というところが、こっちになれてしまった証拠ですね。Facebookで地元石川のランナーたちが「体育館100周」とか「トンネル1.2k×25往復」という書き込みをしていて、雪の中で苦労しながら走っているのを思うと、関東のこの晴天が何とも申し訳ないのですが、代わりといっては何ですが昨日はトレーナー研修会が終わってからジムに行き、トレッドミルで邪念を払う30km走をしてきました(笑)


テレビもつけずにモクモクと15km/h:2時間。ジムにいるトレーナーさんもいぶかしげにこの汗だくランナーを見ていたことでしょうね。研修会の最中から帰りにジムによることを決めていたのでお昼はおにぎり二つだけにして、腹痛が起きないようにしていましたが、エネルギー切れ。そして、汗をかきすぎて完全に脱水でした(;´Д`)

無茶はだめだけど、こうやってある種自分を追い込むような行動は必要なのかなと思います。一応「根性練」を良しとしていた時代に陸上をやっていた人間ですから(笑)


じっくりキロヨンで走りながら、いろいろと講義のことを考えながら走っていましたが、昨日の最後の講義が大学の恩師の「体幹トレーニング応用」だったので、聞いたことをすぐに試してみたという思いも実はあってジムに向かったという理由もありました。


一流アスリートでありながら一流の研究者。現場と研究の両方を熟知した貴重な方だと思います。専門はハードルでしたが、学生の時に何度か研究室にお邪魔してメニューの相談をしたことがあったのですが、決して答えをくれない人で、代わりに見せてくれたのがオリンピックのアップ場でトップアスリートの歩行だけをひたすら撮影したスペシャルな画像でした(・_・;)


この時のオリンピックのレース本番で日本記録を出したのですが、トップレースにピークを合わせるということは簡単なことではありません。まして世界中が注目するスポーツの祭典に日の丸を背負い走るというプレッシャーの中で出した記録というところに大きな価値があると思います。何度か出たオリンピックの中でアスリートとしての引退の時期も意識していたんでしょうね。そういう時にこの方はどうしたかというと、こうして貴重なデータを集めていたというから、本当に一流。


今考えている理論は当時おぼろげながら示唆してくれた考え方のさらに一歩も二歩も進んだ考え方でした。いや、進んだのか、深まったのかは分かりませんが、感性的な話の中にきちんとした理論がどんと構えていていて話に力があります。そういう外部非的な内容をトレーナー研修で語ってくれたのは、トレーナーが日本の陸上界に果たす役割の重要性を理解していて、だからこそ惜しげもなく講義をしてくれたんだろうなと思います。


きちんとご挨拶もできなくて、帰り際にメールを送ったところ、返ってきたこたえが


「頑張ろう。東京も」


でした。すごいトレーナーさんに交じって講義を受けていて、講師の方々も著名な方ばかり。そんな中で今回の研修会は必死に情報を得ることが目的になっていましたが、この方は2020年を明確に意識していたんですね。当たり前か・・・


僕も少なからず東京オリンピックに関わりたいなという思いを抱きながらも、こうして大御所の中に交じった時には自分の力のなさを痛感させられるし、そんな中で「東京」を語ることすらできないような雰囲気を勝手に感じてしまいましたが、僕みたいな一年生トレーナーにこういう言葉をかけてくれたということは、うれしいとともに、本当に自分が本気になってやらないと、2020年を見越して頑張っている選手、コーチに対して何もできないし、本当に蚊帳の外に放り出されてしまうだろうなと思いました。


「刺激を受ける」という言葉は結構多用する気がしますが、本当に刺激を受けたときはドーーーンというような衝撃なんでしょうね。これから何ができるか。それは自分次第です。簡単ではないけど、トコトン頑張らなきゃね。


そんなことを昨日考えながらトレッドミルでじっくり2時間のロング走。有意義ですね(笑)3連休もあっという間に最終日を迎えることになりましたが、まだまだビジーな日々は続きます。さて、明日に備えて休もう!っじゃなくて、もう少し仕事しなきゃね(^_-)-☆