手を作る | わたしの「らんにんぐ★ふぃろそふぃー」

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走ることでいろんなことを学ばせてもらいました。それはある意味自分の人生哲学になりうるかなという思いで、日々思ったことをランニングネタで書いたり書かなかったり、ゆるく、ほそく、ながく続けていけたらなと思います。どうぞ、末永く見守ってやってください。

専門学校のゼミは国試を控えた3年生が抜け、新しく1年生が入ってくる時期です。僕もその新入ゼミ生の一人ですが、暫くは“手を作る"という作業をしていきます。


手を作る????


何のことやら分からなかったのですが、説明を聞いて「なるほどー」と納得しました。

“手を作る"とはすなはち、触診の基礎だったんですね。柔道整復師の商売道具はまさに“手"です。レントゲン撮影はできないですし、投薬も執刀も出来ません。だからそこ、皮膚の上から触ることで、骨折、挫傷、位置異常、熱感、浮腫、硬縮、そういったものを感じなくちゃいけないんですね。手は機械にも何にも優れた敏感なセンサーがありますが、触覚以外の感覚に頼りすぎて、鈍ってることは非常に多いです。


今回の練習は硬貨を教科書の下に置きき、その教科書を触知してどこにどの硬貨があるかを探すというものでした。

いやー、難しい!

ぎゅうぎゅう押せば何となくの位置は分かりますが、やっていいのは、さっとなぞるだけ!全然分かりませんでした…


ただ、指先や掌に神経をこんなに集中させたのって、久しぶりだなと思いました。そういう作業が大事なんでしょうね。 人下の体は非常に優れた物体です。その持って生まれた能力を使わずに生きていることが非常に多いですし、多くの場合、使わなくても生活できます。だけど手技を使って治療する柔道整復師であれば、この感覚はとても大事です。毎回刺激の多いゼミですが、自分の無能力さを知り、そのために内ができるかをよく考え、地差な努力をコツコツしていきたいですね!!


ちなみに、今僕のカバンの中には巻軸包帯が入ってます。電車の中や手持無沙汰な時はそれを握ったりさすったりして手の感覚をつくってます!!(笑)