新人へ・・・ | わたしの「らんにんぐ★ふぃろそふぃー」

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走ることでいろんなことを学ばせてもらいました。それはある意味自分の人生哲学になりうるかなという思いで、日々思ったことをランニングネタで書いたり書かなかったり、ゆるく、ほそく、ながく続けていけたらなと思います。どうぞ、末永く見守ってやってください。

今の勤務校は創立30年をすぎ、ちょうど教師の過渡期を迎えます。創立当初から教壇に立っていた先生方も少しずつ退職され、新人の先生が入ってくる、そんな時期に当たります。僕は非常勤講師という立場なので、厳密には新人“教師”という肩書は持てないですがね・・・



先日メールボックスに一枚の会報が入っていました。高校の同窓会(?)のような団体(だと思う・・・)がつくっている会報で、ふだんなら大して目も通さず捨ててしまうのですが、今回はちょっと目につく内容のことが書いてありました。


そこには、2代前校長であるK先生が茨城のり子さんが言った言葉を引用し、新人の教師は「教えることが純粋な喜びであり、生徒の可能性を引っ張り出し輝かせることを無常の喜びと感じるタイプ。もうひとつは、教え方は下手でなってないが、自分自身何らかの研究テーマを持ち、その真摯さや生き方の部厚さが、言わず語らず生徒の畏敬を集めるタイプ」であってほしいということを書いていました。K先生とは直接お会いしたことはないのですが、話を聞くに、非常に思慮深くて素晴らしい方だったそうです。まぁ、文章を見ても分りますがね!!


すごく的を得ているなと思ったこと、そして自分自身非常勤ではあるものの、一応、新人教師のはしくれたるもの、どういう立ち位置で生徒と接していられているかなということを考えました。慣れとダレは違うし、優しいことと甘いことも違う。年齢が近い分、生徒からはどちらかと言うと先輩のような存在で見られていることも多少はあると思います。それは本当の意味で教師としての役割を果たせていないのかもしれないですね・・・


ただ、今の自分は高校だけにとどまらず、いろなことをやっているし、そういうリアルな話をした時の生徒の目はすごく集中していて、よく話を聞いてくれます。若いことは時に、弱点になることもあります。圧倒的に経験が少ないですからね。だけど、今の自分にしかできないことも必ずあると思います。そういうものを大事にして今後も教壇に立ち、生徒と接することができればなと思います。



この先自分の人生はもっといろんな方向に動くだろうと思っています。専門学校を卒業すれば今の生活が変わることは間違いないです。すごく忙しいけど、これはこれで楽しいし、充実してます。でも3足、4足のわらじも履き続けることは不可能ですからね。


今の生徒たち、今関わっている方たちすべてに対して全力で自分のできることをしていきたいなと改めて思いました。



一瞬一瞬が大事ですね・・・