11月3日に東京都高校駅伝が荒川河川敷で行われました。風が強いことでも悪名高い(?)このコース。この日もバッチリ風が吹いていて、選手たちにとっては少し難しいコースになってしまいました。
今年のコースはちょっと特殊で、各区間の距離が違う高校駅伝では珍しく、中継点が全区間同じ場所で、シャトルラン方式でのレースでした。見るほうは楽ですが、駅伝ならではの面白みに欠けるなぁ・・・と感じた方は少なくなかったと思います。
さて、9月から関わっている生徒たちですが、実はじっくり彼らのレースを見るのはこれが初めてでした。夏の私学陸上の時にちらっと見てはいたものの、その当時は誰が誰だか分らなかったですし、いきなりこういう舞台というのは本当はあり得ないのですが、それでも彼らの走りを緊張しつつ、楽しみにしつつといった気持で会場に向かいました。
風はあるものの、気持ちのいい秋晴れ。こういう気候は本当に好きです。朝に生徒と合流して「調子はどう?」と聞いて回りましたが、一様に緊張した面持ちから、彼らの想いがよく伝わってきました。メンバーは1,2年生のみの編成ですが、受験組が多い高校なので、やはりどうしても3年生の駅伝は引退してしまうっていう子が多いです。1年1年が勝負の年になるんですね。
1区は順調な出だしでしたが、2区以降なかなか苦戦が続き、予定タイムに及ばない区間が続出してしまいました。一様に失敗した点は共通していて、「前半のオーバーペース」と「向かい風での失速」でした。最後は再び折り返すので追い風となり、そこではみんなペースを上げて帰ってくるのですが、そういう走り方では、なかなかタイムも狙えず、勝負するのも難しいです。
自陣に戻ってきた生徒が口をそろえて「すみませんでした」と誤りに来ます。謝りたいのは適切なアドバイスができてなかったこっちなので、申しわけない気持ちでいっぱいです。結局ゴールタイムは2時間33分かかりました。これが今の現状なんでしょうね。力的にはもう少し狙えたと思いますが、すべて含めて今の実力です。
高校の3年間って本当にあっという間だし、たかが部活動だけど、一生懸命やった経験は絶対に無駄にはなりません。一生懸命やりたいっていう思いがあるのに、指導者が不在とか、練習環境が不十分というのが本当にかわいそうなことです。そういった意味で僕が少しでも力になれればといつも思っています。この高校のコーチを引き受けたのもまさにこういう思いがあったからこそです。自分はまだまだハナタレコーチのミジュクコ-チですが・・・苦い経験、悔しい思いを繰り返して成長していく事が大事ですよね。生徒も自分も!!プライスレスの3年間。それを少しでも支えられたらと思います。
冬は駅伝シーズンということで年内・年明け含めたまだ3本レースがあります。ここでしっかり走れるように特訓です!!
※詳細報告遅くなってすみませんでした・・・