「じつは今度ベンツ…買おうかなと思って。」
「おお、いいね!やったね!!」
「いやいや、違うんですよ、そんないいのじゃなくて…ただ子ども大きくなるし、ほら家族4人で軽ではさすがに手狭かなぁって、ベンツだったら丈夫だし、安全じゃないですか…」
ふーん、、、なんで?
そんなにベンツ一台買うのに、ベンツを買うことの正当性を訴える必要があるのかな?
いいもの持っちゃいけないの?
安全性とかいうならフォルクスワーゲンも充分丈夫だよ。
広いのがいいならバンとかワゴンとか国産でもたくさんあるよ。
ちがうでしょ?
ベンツが欲しいんでしょ?
あなたなりのメルセデスでなければいけない理由があるわけでしょ?
買えるだけの経済力があるなら買えばいいじゃない?
なんでそんなに言い訳が必要なのか?
あなたがベンツを買うと誰かが困るのかな?迷惑かかるのかな?
それとも誰かに怒られるのかな?
そんな高い買い物して!贅沢して!って。
そもそも欲しいに理由がいるか?
見栄を張りたい、を見透かされたくないからか?
妬まれたくないから?
だとしたら自意識過剰だよ。
はたまた贅沢は悪か?
どんな理由であれ、動機が不純だろうがなんだろうが、欲しいものは欲しい。
それを手に入れる喜び、価値観は人それぞれ。
そりゃ我慢もときには必要ですが、そればっかりじゃなかなか自分を満たせないことだってあります。
見栄を張ることを別に勧めはしませんが、贅沢でも何でも一回手に入れてみないと、何事も経験してみないことにはわからないこと、感覚ってありますからね。
人から奪ったり、迷惑かけたりしないなら手に入れればいいだけの話。
純粋に欲しいものを手に入れる喜びだったり、感動を味わうことがなぜいけないの?
素直にほしいと手を出してみることって、特別を体験することって決して悪いことではないと思うのです。
そんなに引け目感じながらせっかくベンツを買ったって、果たしてうれしいでしょうか?楽しいでしょうか?
メルセデスを買えない人、買ってはいけない人…
そうなってしまってる人、日本人はとくにこういうタイプの人は多いのではないでしょうか。
以前、ちゃんと経費や生活のために必要なお金を差し引いて貯金もして、それでも余ったお金で車を買う、つまりそれが自分へのご褒美みたいなことが書いてある本を読んだときは、なるほどもっともだなと共感したりもしました。
たしかにもっともかもしれませんが、とても斜めから見た解釈をすれば、罪悪感を感じなくていいお金の使い方を説いているだけのように、今となっては感じなくもありません。
ベンツが好きなんです!憧れだったんですよ!一度は乗ってみたくて、ほしくて頑張ったんですよ!
それで今度やっとベンツを買えることになったんです!!
それくらいの勢いで手に入れた方がずっとよろこびも満足度も大きいし、周りもおお、よかったね!って祝福してくれるものですよ。
そう、あなた自身が満たされることが大事ですよ。
贅沢をしてはいけない。
高いものを買ってはいけない。
いや、ものを買ってはいけない。
いやいや、金を使ってはいけない。
みんなと違うことをしてはいけない。
特別なんて必要ない。
ひいては金はよくないもの、汚いものだと。
誰が言った?
高い買い物して誰に怒られた?
無駄遣いしてはいけませんって、まだどからか聞こえてくるのはなぜ?
何に対して、罪悪感を感じている?
誰に対して言い訳をしてる?
そこと向き合わない限り、ずっと本当の思いにフタをし続ける、ブレーキをかけ続ける生き方、楽しめない、喜べない人生になりますよ。
これはべつにお金や買い物に限ったことでなく、何かをやりたいと思っても周りの反応が気になって二の足を踏んでしまうなど、あなたの心に人生に少なからず影響を与えているものだと断言できます。
自分を満たそうとする度に罪悪感を覚えたり、引け目を感じるのって苦しくないですか?
そういうところから自由になれよ。
というお話でした。
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