大胸筋は皆さんご存知だと思います。
大胸筋は名前の通り大きい筋肉で、鎖骨や胸骨、肋軟骨の前面、腹直筋鞘(腹直筋を包む膜)の上部など、広い範囲から始まって、上腕骨の大結節稜という部位に付着します。
上腕骨に停止しているという事で、働きは肩関節の屈曲や内旋、内転、水平内転などになります。
大胸筋は大きいので上部、中部、下部に分けられ、作用が異なります。
そのためトレーニングも大胸筋のどの部位を鍛えたいかで異なってきます。
上部を鍛えたい時は、肩関節の外転に関わるので、傾斜をつけたベンチで行うダンベルやバーベルを持ち上げる【インクライン・バーベルプレス】や【インクライン・ダンベルフライ】などが有効になります。
またベンチに足を乗せて腕立て伏せをすると、大胸筋上部に負荷をかけることができます。
中部は、肩関節の水平内転に関わりますので、ベンチプレスやダンベルフライなどで鍛えることができます。
下部は、上部とは逆に肩関節の内転に関わりますので、ディップスという肩幅よりやや広いくらいの平行棒をつかんで、体を持ち上げるトレーニングが有効になります。
イスやテーブルを並べて平行棒の代わりにすることもできます。
大胸筋を鍛えると、胸板が厚くなりバストアップできますよ