今回もチョット勉強系の記事を書こうと思います
今回は横隔膜です。
横隔膜は胸腔の底面を形成する筋肉で、腹腔との境界となっています。
境界となっている横隔膜ですが、下行大動脈が通る【大動脈裂孔】や食道が通る【食道裂孔】、下大静脈が通る【大静脈孔】の3つの孔があり、その孔を利用して他の物も通ります。
ここでメチャクチャざっくりと横隔膜の模式図を描いて、3つの孔の位置関係を覚えます。
何これ?って感じですが、模式図としてはこれくらいで十分です
まず腹側にあるのが大静脈孔で、腱中心の中にある事、下大静脈が通る事、少し右側にあること、第8胸椎の高さにある事などが大切になります。
続いて食道裂孔は、大動脈裂孔のやや左腹側にある事、食道と左右の迷走神経が通る事、第10胸椎の高さにある事などが大切になります。
大動脈裂孔が孔になっていないように見えますが、背面は第12胸椎の椎体がありまして、それで孔になっています。
大動脈裂孔は、第12胸椎椎体前面にあること、下行大動脈、動脈周囲交感神経叢、胸管、奇静脈などが通る事などが大切になります。
丸暗記は辛そうですが、位置関係と何が通るかは試験問題も作りやすそうなので、しっかり覚えておいた方がいいと思います
学生の皆様、後期も頑張ってください