心理学はもともと人の心理や在り方を研究する過程の中で生まれた学問です。

 

現在においては医療や福祉、教育、カウンセリング、自己啓発、対人関係、犯罪防止など、あらゆる分野で活用されています。

 

心理学を学ぶという事は、自己と他者や、その関係性を分析し意識する事であり、生活のあらゆる場面で活用できます。

 

今日はそんな心理学についておおまかな概要や分野を記載したいと思います。

 

 

 

心理学の概要

 

心理学とは、人や動物の心や精神、または意識や行動を研究対象とする学問を意味します。

 

始まりはギリシア時代の哲学から発し、もともとは哲学的に魂や精神現象を問う学問でしたが、近代において意識を心理学の研究対象であるとする、 心理学者ウィルヘルム・ヴントらの提言によって哲学ではなく、心理学という学問としての立場が確立されました。

 

その後もさまざまな心理学者によって研究が重ねられてきています。

 

 

 

現代の心理学の分野

 

・認知心理学

人間の心がどのような刺激に対し、どのような反応があるのかを、実験によって明らかにする分野

 

・発達心理学

人間の生まれてから死ぬまでの運動能力、認知能力、社会性などの変化(発達)を対象に研究する分野

 

・臨床心理学

個人が持っている心理的障害や深い悩み、または精神発達や環境適応の問題を、心理学的知識や技術によって解決しようとする分野

 

・社会心理学

社会環境(会社、学校、家庭、地域など)の中で個人や集団がどんな行動を示すか、集団心理や文化、社会的行動などを研究する分野

 

・教育心理学

人がどのように学び、育っていくのかを心理学の側面から明らかにし、学校などでの教育に関する技術を整えようとする分野

 

・パーソナリティ心理学

パーソナリティとは個性の事で、自分や他者やものごとに対するとらえ方、感じ方、ふるまい方の個人差を科学的に研究する分野

 

・生理心理学

行動や心理状態における脳活動を実験的に操作して、心と脳の関係を研究する分野

 

・犯罪心理学

犯罪者心理、裁判心理学、矯正心理学、被害者心理学を駆使し、犯罪および犯罪者について研究する分野

 

・災害心理学

災害時に人が示す反応や被害者及びその家族の精神的打撃など、災害と人間行動や精神的打撃の関連性を研究する分野

 

 

おおまかに分野についても記載しましたが、心理学にはこの他にもさまざまな分野が存在し、日夜研究が進められています。

 

 

是非皆さんも興味のある分野からでも良いので、心理学を学んで日々の生活に活用していただければと思います。

 

 

 

皆さんがより良い人生を送れますように。