息子の体の動きのことを書こうと思います。
当時はコロナとかなく、面会も制限がなかったので
付き添える限り、ずっとそばにいることができました。
最初は全然動きませんでした。
目も開きません。
薄目が開いているような感じもします。
弛緩麻痺なので、だらんとしています。
拘縮は全くありません。
マリオネットのような感じ...かな。
そういう表現をあまりしたくはないけれど...
そんな息子でしたが
2か月ほどして、
右親指がぴくぴく動きました。
ずっと傍らにいないと見逃がしそうな
かすかな動きです。
その時の動画です。
わかりましたか?
不随意運動なのだと思います。
それでも、「動く」ただそれだけで嬉しかった
そのわずかだけれど、大きな一歩は
少しずつ、少しずつ、
ゆっくり、ゆっくりと
動かせる指を増やして行きました
両手の指がかすかですが
動かせるようになりました。
顔も少しずつ、少し
右に動くようになりました
ずっとそばにいないとわからないくらい。
でも、良く見ればわかる
そして、徐々に
それが問いかけに反応しようとしている
そんな気がし始めました
意識はない、
もう耳は聞こえてないだろう、
トリアージ的には「黒タグ」、
そう言われたこともありました
それでも、動きが出てきて
とにかく生きようとしている。
指談で
「どうしたら治りますか?」
「どうしても治りたい!」
としきりに伝えている。
本人が自らその気持ちを強く持っていたら
何かあると信じるしかない
とにかく今は生きて、
生きて、
生き抜いて
生きていれば、何かが変わってくると信じたい。
そして…
これからの道のりは
もっと光り輝いてくるはず
生死の瀬戸際にいて
それぞれ乗り越えようとしてきて
それでも、それ以上に
病魔の勢いが強くて抗えなかったり…
そんな人も多くいると思います。
そんな中で…
幸にして
運良く?
タイミング良く?
生きながらえている息子
今ある命を大切に
より強く、太くするサポートをしていきたい
新年度、新入学の季節
その始まりの季節に感化され
私も新学期の気分となりました
今年度の目標は
まずは、
お泊まり花火🎆
そして、そこから
また一歩前へ