DIC川村記念美術館に行きました。

 

 

 

 

 

 

DIC川村記念美術館は広い敷地にある美術館

 

 

 

チケットを購入して

林を抜けていくと

 

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広い庭と美術館の建物が見えてくるimage

 

 

外にある作品以外は写真撮影はできない

 

まず、階段があったのが気になって

2階にあがったら企画展だった

 

 

 

ドイツを拠点に活動する西川勝人(1949–)は、光と闇、その間の漠とした陰影に心を配り、多様な技法を用いた作品を、40年以上にわたり手がけてきました。抽象的なフォルムをもつ彼の白い彫刻は、木や石膏を用いた簡素な構造ながら、表面に淡い陰影を宿し、周囲の光や音さえもそっと吸い込んでしまうように、ただ静かにあります。存在を声高に主張することも、個性を高らかに示すこともしません。写真や絵画など、彫刻以外の制作においても、これは変わることのない最大の魅力です。
 
本展は、1980年代より現在まで、一定して静けさという特質を保持し続ける西川作品の美学に触れる日本初の回顧展です。彫刻、写真、絵画、ドローイング、インスタレーション、建築的構造物の約70点が、作家自身の構成によって展示されます。静寂が拡がり、静謐さに包まれた空間で、私たちはどのような情景と出会うのでしょう。日常から隔たった美術館という場において、観想に耽る一人ひとりのための展覧会です。

(DIC川村記念美術館HPより)

 

 

 

 

 

静かなシンプルな作品たち

 

一定して静けさという特質を保持し続ける西川作品の美学

 

静寂が拡がり、静謐さに包まれた空間で、私たちはどのような情景と出会うのでしょう。

 

 

静かな展覧会会場だけれど

 

会場に足を運んでいる人の話し声、

歩く音(たまたま靴の音がする人がいた。静かな場所で自分の靴音って履いてる本人も、あちゃ〜と思ったり、気を遣ったりするけど、あれはどうにもできないですよね)、

 

 

音を私の耳が拾って

作品を見るのに集中できない!!

 

静かだったらどんなに感じるのだろう

 

と思いながら、最初のコーナーから

次の場所へ。

 

 

 

 

 

広い全体を見渡せる会場は

白い低い壁で仕切りで迷路のような空間になっていて、

作品がその仕切りに置いてあったり、床に置いてあったり。

 

 

その空間は

天井からの外の光が感じられる空間。

 

 

曇っていて少し薄暗い空間だったけれど、

 

静かな作品たちを感じる。

 

先の展示コーナーより広いからか話し声もあまり気にならない。

 

静かな作品たち。

そこに無言で佇んでいる作品たち。

 

 

 

と思っていたのに

 

 

途中から日が差し込んできたら、

 

その空間も

作品たちも

違う見え方をしだして、

 

 

 

物静かな作品が

賑やかな作品に変貌した。

 

 

それまでは静かだった作品が

めちゃくちゃしゃべっているように感じた。

 

 

あ、この子たちは実はめちゃくちゃおしゃべりなのだと

感じた。

 

存在を声高に主張することも、個性を高らかに示すこともしません。

 

 

そんなことないよ、すごく喋っているよ。

そんなふうに感じられるのが面白い

 

きっとその日その時間その人にしか感じられない

一瞬の展覧会

 

 

 

 

 

別の空間の展示は

窓から外の林が見える空間に

ほおずきをモチーフにした彫刻《フィザリス》がいくつかあって

 

その空間もおひさまが照っている時とそうでない時で

表情が違っていた

 

 

そして、

その空間にいる人も含めて

作品のように感じられるようになってきた瞬間があって

 

そうなると

人が多くいる時とそうでない時の

 

作品の見え方も面白くて

 

ゆったり座れる場所があったのだけれど

 

そこでしばらくその部屋を見ていたいと感じた。

 

 

 

 

 

 

写真がないから

私の感想も伝わりにくいと

思うけれど

 

 

 

今回展示してあった作品がこのページだと少し見られます

 

 

 

ほんと、静寂の響き

 

っていい展覧会タイトルだな

 

って思いながらかなり楽しんだ企画展だった。