明けましておめでとうございます!今年もよろしくお願いいたします。
さて、先月は年賀状をどうにか25日までに書き終え、そこからラストスパート。全部で12冊読みました。
絵本もありますが、忙しかった割には読めた方です。
今年もたくさん良い本に巡り合えますように!
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12月の読書メーター
読んだ本の数:12
読んだページ数:2705
ナイス数:441
つむじ風食堂の夜 (ちくま文庫)の感想
10年近く前に著者の作品を初めて手にしたのがこの本だった。この1冊でたちまちファンになったのだった。そんなお気に入りの本を久々に再読。やっぱり空気感が好き。月舟町の十字路にあるつむじ風食堂、一度で良いから行ってみたい。こんなご近所付き合いに憧れる。先生が食べているクロケットやタブラさんが淹れるエスプレッソなど、出てくる食べ物が魅力的。先生が奈々津さんに書いてあげるお芝居がどんなものになるのか読んでみたい。あと、食堂にいる猫のオセロが可愛いな。またいつか再読しようと思う。
読了日:12月08日 著者:吉田 篤弘
楽園のカンヴァス (新潮文庫)の感想
キュレーターの経歴を持つ著者の作品のうち、美術を扱った作品を読むのは初めて。読み終えるのにだいぶ時間をかけてしまったけれど、とても読み応えがあって面白かった。ティムと織絵が読んだ物語に記されていた大文字(キャピタル)の最後の一文字は結局解らないままに終わったのだけど、ティムの考えるように最後はNであり、passionだといいなと思った。物語の作者が本文の紙に透かしてあって、依頼者のバイラー氏がヤドヴィガの夫であったというくだりが面白かった。出てくる作品をきちんと画像検索しながら読んだらさらに楽しめそう。
読了日:12月17日 著者:原田 マハ
いなくなれ、群青 (新潮文庫nex)の感想
何だかよく分からない世界観だなあと思いながらも先が気になってしまった。もし本当に魔女がいたとして、自分の中の要らない人格(性格?)を切り取って捨ててしまうというのは、成長には必要不可欠なのかなぁ?実際は全部切り取るなんてできなくて、薄く引き伸ばしていって、嫌な自分も結局自分の一部として残っているものなのではないのかな。10年前の自分と今の自分を比べたら確かに変わってはきているだろうけど、でも丸ごと切り捨てられる過去の自分はどこにもないと思う。そう思えることはもしかしたら幸せなのかもしれないね。
読了日:12月18日 著者:河野 裕
コんガらガっち ぬきあしさしあし すすめ!の本の感想
息子へのクリスマスプレゼントと称して購入。コんガらガっちシリーズの本は内容を理解するのはまだ早いのだけど、いつも絵を見て何やら楽しんでいる。今回も表紙を見て嬉しそうにしていたけど、いざ読んでみたらすぐ飽きていた(笑)まだ見たことのない本はなかなか興味を持てないようだ。どれも面白かったけど、3話目の同じドアにワープする話が特に面白かった。
読了日:12月24日 著者:ユーフラテス,佐藤 雅彦
さむがりやのサンタ (世界傑作絵本シリーズ)の感想
子どもの頃、アニメが好きで何度も繰り返してビデオを観ていた。対象年齢は4歳からだけれど、息子もいずれ楽しんでくれたらなとクリスマスプレゼントに。寒がりやのサンタクロースが12/24にプレゼントを配達するお話。一晩で配るのは本当に大変だよね。クリスマスの時期に読みたくなる絵本。
読了日:12月24日 著者:レイモンド・ブリッグズ
てぶくろ (世界傑作絵本シリーズ)の感想
息子へのクリスマスプレゼントに。私自身が保育園の頃によく読んでもらっていた。息子は表紙が一番気に入った模様。笑 やっぱり動物の顔がちゃんと正面を向いている方が分かりやすくて良いのだろうな。お話がわかるようになるのはまだ先だろうけど、めくって動物を指差して楽しんでいた。(1歳1ヶ月)
読了日:12月24日 ウクライナ民話
錦繍 (新潮文庫)の感想
面白かった。別れた夫婦の間に何があったのかが書簡形式で過去が語れていき、次第に未来へ向かっていく二人の姿が良かった。こんな長文の手紙を書くのも読むのも大変だろうけど、中身のとても濃いこれらの手紙は良くも悪くも人生に影響を与えるだろうなと思った。作品が書かれた昭和57年に比べて、さらに手紙文化は廃れてきているとは思うけれど、私の趣味も文通であるし、いつかこんな風な心を打つ手紙を書いたりもらったりしてみたいなと思った。作中に出てきた手紙を実際に書いたら、一体、便箋何枚分になるんだろうと気になった(笑)
読了日:12月25日 著者:宮本 輝
NNNからの使者 猫だけが知っている (ハルキ文庫)の感想
ぶたぶたシリーズの作者が猫の話を書いていたので手に取った。NNNなという組織があって、猫を飼うにはまずはそこに優良飼い主として認められないといけない、というネット上の都市伝説を元にした話とのこと。ミケさん(オス、年齢不詳)が猫を飼いたい人の元へ猫を送り出してくれるとのことで、コーディネートが素晴らしい。そして人の心やちょっとした変化に敏感な猫たちの勘の良さには感服です。こんな風に何でも見通されていたらちょっと怖いけど、それでも一緒にいてくれる猫ってやっぱり可愛いんだろうな。
読了日:12月26日 著者:矢崎存美
イノセント・デイズ (新潮文庫)の感想
初読みの作家。ラストで幸乃が死ぬために発作を堪えて生きたという描写が印象的だった。ずっと死にたくても死ねず、誰にも迷惑をかけずに死ぬ方法として無実の罪を被って死刑台に向かった彼女は、最後で初めて自分らしく生きられたのかもしれない。放火の容疑者として逮捕された時もきっと、これは天が与えてくれた恵みだとすら思ったかもしれない。反省が見られなかったというが、実際に彼女は何もしてないし、ただ死ぬためだけに罪を認める自白をしたのだから、救いのないラストと捉える見方も多いだろう。(続く)
読了日:12月28日 著者:早見 和真
精霊の守り人 (新潮文庫)の感想
読メ登録1500冊目!初読みの作家。前から気になってはいたけど未読だったもの。スピーディーで迫力のある展開が面白かった。以前、NHKでドラマ化されていたのは知っていたけど、ちらっとしか見たことがなかった。にも関わらず、脳内のバルサは綾瀬はるかになっていた(笑)原作を読んだらドラマもちゃんと見てみたくなった。続編も長々とシリーズ化されているようなので、少しずつ読んでみようかと思う。たまにはこういうファンタジーを読むと楽しい。元々は児童文学とのことで、子どもの時に読んでいたらさらに楽しめたかもしれない。
読了日:12月30日 著者:上橋 菜穂子
変身 (新潮文庫)の感想
有名だけど読んだことがなかった。ある日、突然虫になってしまったグレゴールとその家族の話。みんな普通にこの変身をすんなりと受け入れているし、主人公グレゴールが淡々としているので何だかパッとしない。最終的に父親の投げたリンゴによって重傷を負い、食べ物も食べなくなって死んでしまうのだが、自ら死んでしまったようにも見えた。こんな虫を家族だなんて思いたくないのは当たり前なんだろうけど、当初は献身的だった妹までついに見放してしまったのは悲しかった。意思疎通が出来たら話は違ったのだろうか。不幸としか言いようがない話。
読了日:12月30日 著者:フランツ・カフカ
旅のラゴス (新潮文庫)の感想
面白かった。昭和61年の作品とのことだが古臭さは無く、十分に楽しかった。普段、SFはあまり読まないけれど、これくらいなら私でも付いていけた。壁抜け男が失敗してしまった話がちょっと可哀想だけど可笑しかった。奴隷となって働かされているうちに知識を買われて上役になっていったり、南の農村で祖先の書物を読みふけっているうちに国王になっていたり、本人が望んだものではないにせよ、とにかく気付けば出世していて凄い。ラゴスの人生は旅そのもので、結局ずっと同じ場所にはいられない性格なんだろうな。
読了日:12月31日 著者:筒井 康隆
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