初段審査を来年の3月に受ける事にしました。
今から約9ヶ月後です。

私は数日前に53才になりましたので、
40代の時に立てた、
「50才までには黒帯を取る。」
という目標からは3年半遅れることになります。

ちゃっかり受かる気になっていると思われるでしょう。
当たり前です! 受ける限りは一回で受かるつもりですし、
若い人のように2回も3回も受けたら死にます。(苦笑)

これからはさらに老いとの戦いになりますから、
それ以上審査を遅らせる事はできません。

うちの支部では、昇級審査は年に4回ありますが、
昇段審査は9月と3月の2回だけ。
審査を受けることを少なくとも半年前に師範に報告して、
許可を受けなければなりません。

私がその決心を報告した時の師範の一言。

「キツいですよ。」

はは~っ。


自分でも無謀な行動であると思います。
娘は、「ママが黒帯審査を受けるのは見たくない。」と言います。

師範は練習でも昇級審査でも
かなり私の年齢を考慮して下さいます。
それは不満に思う時もあるぐらいですが、
ご自分も私の世代なので、体の限界がわかっていらっしゃるのでしょう。

でも、黒帯審査ではそういう訳にはいかないと思いますし、
審査の事を報告してからやはり私に対する要求が変わってきました。
嬉しいことです。

これまで私は、「お情け帯」はもらいたくない、
本当に黒帯の実力がつくまでもらいたくない、
と思ってきました。

でも、この頃少し考えが変わってきました。
弱気になったのでも、適当に考えているのでもありません。
「老い」を認めるというんでしょうか、
50代には50代に適した黒帯があるんではないか、
と思えてきたのです。

稽古やトレーニングの頻度も、私の年になると
多ければいいというものではないんです。
一級審査を受ける前に、トレーニングを一気に強化して失敗しました。
ただ疲れただけで体に故障が起き、
審査を延期することになってしまったのです。

うちの支部に、審査を3回受けてやっと黒帯になった
40代の男性外国人生徒がいます。
長年稽古を続けてきているけれど、驕りだけ高くて、
強くはないし、ちっとも上手ではない生徒でした。

私は、「どうして審査をうけるんだろう。」
「彼には黒帯をもらう資格はない。」と不満に思いました。

だけど、どうしたことでしょう。
黒帯をもらった途端に稽古にこなくなる生徒達が多い中、
彼は以前より頻繁に稽古に出て真面目になり、
後輩に気をつかい、人柄も変わってしまったようなのです。

師範が、「彼には審査を受けた時点では初段の実力はないけれども、
黒帯になれるだろう。」と見抜いていたのならたいしたものです。

黒帯はゴールではなく始まり。

それが最近よくわかってきました。

私は今でも組手は強くありません。
だけど、やる気は人一倍あるし、
数年前に比べると確実に上達していると思います。

9ヶ月の間に、10人組手を完了できるスタミナをつけ、
打たれても蹴られても負けない気力を養うつもりです。

組手以外の種目、型や、逆立ちや棒跳びなどのコンディショニングは
他の生徒より上手にできなければならない、と思っています。

ストレッチは問題ありませんが、
腕立て伏せ100回は、自分にとって一番の難関です。

極真空手の黒帯。
長年のあこがれであり、夢のひとつ。

「夢はみるものでなく、叶えるもの。」GACKT

頑張ります。

押忍!










昨日、友人を訪ねてサウスハンプトンに
行ってきたことを書きましたが、
その日嬉しい事がありました。

大成功をしている肖像画家の家とスタジオを
訪ねることができたのです。

昨日書いた親友のアーティスト夫婦の従兄弟で、
「彼に会う事、できないかなぁ~。」って冗談半分に言ったら、
「いいよ、連絡してあげるよ、すごく気さくなやつだから。」
ってことになって、早速電話してくれたんです。
ええ~、ホント~、嬉しい!

これがそのアーティストの作品のひとつ。

$ココマスダの個人的ニューヨーク便り-チェラボロキッズ


去年の夏に宝石店に展示されているのを見て、
「あっ、私と同じようなことをやっている!」
って思って気になったんですけど、そのまま忘れていたら、
ひょんなことで、親友の旦那の従兄弟って事がわかったんです。
肖像画自体はとても良く描けてますが、
色で加えられた線のアクセント、好きじゃないです。
いかにも80年代風、、、。
どの絵にもこのアクセントが加えられていますから、
トレードマークなんでしょうが、
顔自体はとてもいいのにもったいない。

デーヴィットに言わせると、
「有名人と彼らの子供たちを顧客にして、
ものすごく儲けたんだよ。最近はどうなのかわからないけどね。」

彼、ジム・チェラボロさんの自宅兼スタジオは、
サウスハンプトンの中でも高級邸宅地区の中にありました。

$ココマスダの個人的ニューヨーク便り-チェラボロ1


玄関前にあるのは彼の彫刻。

裏庭にはプールとテニスコートがついてました。
「すごい!」と娘。本当に!

デーヴィッドが言っていた通り、
とっても気さくで感じのいい夫婦。
従兄弟の友人とはいえ、
突然訪ねていった私と娘(プラス娘の友だち)を
暖かく迎えてくれました。

奥様のキャンディスさんと、
自作の絵の前でパチリ。

$ココマスダの個人的ニューヨーク便り


ふたりはとても仲が良さそうで、
質問にはふたり一緒に答えます。
キャンディスさんはグラフィックデザイナーだったそうですが、
今はジムさんの仕事を手伝っている様子。

ハンプトンズは避暑地ですが、
彼と奥様ともう大人の1人息子は一年中住んでいます。
でも、8月だけは人に貸すために家を出て、
バケーションに行くんですと。
その収入は、9万ドル(約717万円)だそうです。(汗)
これは デーヴィッドが教えてくれたんですけど。
ハンプトンにはそうやって、
一年分のローンの支払い分を一ヶ月で稼いでしまう人たちが
いっぱいいるんです。
すごくアメリカ的ですが、ハンプトンに別荘を買う事は、
それだけ確実な投資って事。

2階のスタジオにある近作の前で。

$ココマスダの個人的ニューヨーク便り-チェラボロ2


右の絵はロイリキテンシュタインの未亡人から注文されて、
気にいってもらえなかった作品のようです。
この情報もデーヴィッドから。
う~ん、正直言って悪趣味、、、

左の作品はもちろんマリリン・モンロー。
色で「汚した」キャンバスに、
ハリウッド女優を乗せて描いたシリーズで、
良く売れているみたいですよ。
こういうのが好きな人はいるんですよね、、、。

今まで描いた肖像画の資料の写真が壁一杯に!

$ココマスダの個人的ニューヨーク便り


ちなみに、彼の40インチの正方形の肖像画は、
一万八千ドル(約143万円)。
他の有名な肖像画家の値段に比べると安いですが、
今の私の作品の値段の倍以上です。
皆さん、今のうちに私の肖像画を注文しましょう!(笑)

一階のゲストルームには、
若き頃のチェラブロさん夫婦を描いた自画像がありました。

$ココマスダの個人的ニューヨーク便り


彼が描く顔は、すべてモノトーンですが、
油絵で描かれています。
筆写の技術は素晴らしいので、
この絵のようにシンプルに終わらせればいいのに、
と、思ってしまいますが、アートの好みは人それぞれ。

彼は、音楽界やハリウッドの有名人を顧客に持つことで有名で、
ロッド・スチュアートの肖像画を描いて、
彼の邸宅を訪ねて買ってもらったのが始まりだったとか。
そのぐらいの商売根性がないと成功できないんですね。
勉強になります。

彼には持参したカレンダーをプレゼントしました。

「君の作品は素晴らしいよ!
売り込みの仕方とか、質問があったら
いつでも連絡していいからね。」

成功した画家の余裕なのだとしても、
本当にいい人でした。

チェラボロさん、ありがとうございました!
皆さん、ご無沙汰してます!
毎日がばったばったと過ぎていくうちに、もう初夏になってしまいました。

先週の木曜日は娘の学校休みで、
フロリダから夏を過ごしにハンプトンの家族の別荘に来ている
友人夫婦が「泊りがけで遊びにおいでよ~。」と
誘ってくれました。

やった~!
夏になると、やっぱりハンプトンに行きたくなります。

(注:ハンプトンは、マンハッタンの東に長く延びる、
ロングアイランドの南東にある高級避暑地で、
幾つかの町からなっています。)

$ココマスダの個人的ニューヨーク便り-パリジ1


サウスハンプトンの海の入り江からすぐのその別荘は、
私の親友のイラストレーター、マリーリン・ブラスッタの
ご主人のデーヴィッドのお父さんの別荘なんですが、そのお父さん、
88才にして、未だ現役で、ロングアイランドのある町の町長さんを
やっています。すばらしいと思いませんか!

子供たちに優しくて、うちの娘も小さい時に、
パピーと呼んで可愛がってもらってました。

その別荘は巨大で、外から見ると普通の郊外の家ですが、
中は趣味が良くてとっても素敵!
何回も行っているので、今回は写真を撮るのを忘れました。

母屋には各部屋にバスルームがついている寝室が5部屋ぐらい、
巨大な「子供部屋」にはシングルベッドが6つ、
キングサイズベッドがひとつあって、
10人ぐらいは楽に寝られるようになってます。

さすがアメリカ、スケールが違います。

だけど、夏の週末になると何家族もぞろぞろ集まって来て、
もう大学生や社会人になった「子供たち」は、
予告なしに何人もの友達を連れてくるので、
マリーリンは、お嫁さんである手前、
自分の友達は平日にしか呼べないのです。

「もう家が人で一杯になってうんざり!」と嘆く彼女。

ま、自分の別荘ではないので仕方がないですね。

お隣りさんの家を過ぎるともう浜辺。

$ココマスダの個人的ニューヨーク便り-パリジ2


気持ちいい~。

カヤックをしている私と娘と友達です。
雰囲気のある写真にしてくれました。

$ココマスダの個人的ニューヨーク便り-パリジ3


(注:カヤックはダブルパドルで漕ぐ小型の舟。
これに対しシングルパドルで漕ぐ舟をカヌーと言う。)

雨のはずだったのに一日お天気で、
なんとも爽やかな一日でした。

明日は、この日に訪ねた、
デーヴィッドの従姉妹の肖像画家について書きます。
今日、私のイラストが、
数年ぶりにニューヨーク・タイムズ紙に掲載されました。

$ココマスダの個人的ニューヨーク便り-acne_remedy


大人のニキビ対策についての記事で、
「そんな記事だから、あなたならどうにかして
 素敵なイラストにしてくれると思ったの。」
ということ。

なるほど。
こういう注文、結構多いんですよ(苦笑)。

実際の記事を読みたい方はこちら。
あっ、もしかしたらオンライン購読をしていないと見れないかも、です。

さすが天下のニューヨークタイムズ、
フェースブックでは沢山のコメントをいただき、
お祝いのメールもいただきましたし、
業界のブログにも取り上げられました。

はい、嬉しいです。
コメントを下さった皆さん、改めてありがとう!

こういう仕事、どうやってくるの?とよく聞かれます。
私はイラストではエージェント(レップと呼びます)がいるんですけど、
この依頼は私に直接に来ました。
それでもエージェントに25%の
コミッションは払わなくてはならないんですけどね。(涙)

今回仕事をくれたアートディレクターさんに直接メールで聞いてみると、

「ずっとあなたのファンなの。このイラスト(下の写真)を
 仕事場の壁に何年も飾っているのよ。
 それと、私の同僚のリチャードもあなたの事を薦めてくれて。
 また仕事を依頼できるといいわ。」

という返答がこの写真とともに送られてきました。

$ココマスダの個人的ニューヨーク便り-Chinese dragon


おおっ、これはたぶんかなり昔にプロモーションで送った
イラスト(ボストングローブ紙の仕事)ですが、
随分大きく引き延ばしてありますね。
こういうアートディレクターたちは
くさるほどプロモーションを受け取りますから、
私の作品をちゃんと取っておいてくれて嬉しいなぁ~。

同僚のリチャードというのは数年前に何回か仕事をしたことのある
アートディレクターです。

ニューヨークタイムズは、写真を好んで
イラストをほとんど使わなくなった時期があったんですけど、
最近また使われるイラストの量が増えてきました。

画家になってからあまり描かなくなっていたイラストですが、
やっぱりこういう媒体に自分の仕事が載って、
皆さんからお祝いの言葉を受け取るのは
嬉しいものです。元気が出ます。

今日はいい日でした。
なんだ~、もう再開したの~って言われそうです。

本当に。なんだ、あんな大げさな報告をしておいて!

いや、よく考えずにあんな事を書いて、
正直言って反省しました。

まったくどこまでも人間ができてない私ですよ。
本当に不器用。

ココさんは真面目だから、って言われますけど、
そうなんですよね。真面目すぎる。正直すぎる。
誇りが高すぎる。

それに、親友に「物事を白黒に決めたがりすぎる!」って
言われました。これは前にも言われたし、
自分でも解っていて、気をつけてはいます。

でもやってしまう。
宙ぶらりんが嫌い。

もう少しお休みが長い方がカッコいいんですが(苦笑)
どうしても皆さんにお見せしたい作品がありまして
更新させていただきます。

* * * * * * * * * * * * * * 


すでにフェースブックには載せたので、
個人的な友人はもう見ているのですみません。

できたてほやほやの
"HAPPILY MARRIED" というタイトルの新作です。

$ココマスダの個人的ニューヨーク便り-happily married


日本語に訳すのはちょっと難しいですが、
「幸せな結婚」と訳すよりは
「結婚してて幸せだよ。」って感じでしょうか。

すっごくダサイ題名ですが、いいんです。
ぴったりなんです。

これは注文された肖像画ではありません。
描きたくて描いた絵です。
56cm の正方形パネル2枚からなっています。

私にしては大作です。

このゲイのカップルにはディナーパーティーで出会ったんですが、
もうふたりとも明るくていい人で、
幸せオーラを周りに振りまいてたんです。

二人を見ていて、描きたい!と思いました。
数日悶々とした後、連絡をとって
ふたりのブルックリンのアパートを訪ね
写真を撮らせてもらいました。

いや~、仲がいい事!

ふたりはお医者様と銀行家、
ゲイがあまりいない業界でふたりとも成功して、
所謂パーティー好きな派手なゲイたちと違い、
「普通の人生」を送っているんです。

付き合う人たちもストレートの人たちが多いらしく、
近い将来子供ももちたい、と。

こんな幸せなカップルに
結婚する権利を拒むなんて考えられません!
だから、結婚できて、
良かった、良かった!
私も本当に嬉しいです。

一緒にいるだけで幸せを分けてもらえます。

ちょっと大きくご覧下さい。

ココマスダの個人的ニューヨーク便り-josh


ココマスダの個人的ニューヨーク便り-matt


いつもつるつるな子供の顔を描いているので、
髭をどう処理しようか悩みました。
スーパーリアリズムにならない程度に
描き込んであります。

私の絵が新しい境地に踏み込んだ、っていう
満足感を感じています。