浮気は許したらいけないもの？

心屋さんのこのブログ記事を読んで、なんか、

もう！もう！もう！もう！！

とのたうち回っているリーディングカウンセラーの雫石です。

歯がゆいのです。
歯がゆ過ぎるのです。

違うんだよ。
あなた、何も変わらなかったって言ってるけど、
変わりたくなかっただけなんだよ。

ってすっごく言いたい。言ってあげたい。
でも、もう死んじゃったのかなー。
誰かのせいにしたまんま。

変わらなかったのは、変わりたくなかったからなんだよ。
今の自分にすっごく満足していたんだよ。

そのことに気づけたら良かったのにね・・・。

ムーーーン。

さて、昨日はずっと信じてたご主人が浮気していたことに気がついて、心がぐしゃぐしゃになっちゃったというクライアントさんのご相談。

私、普段は目の前でいくら泣かれても泣かないようにしているのですが、さすがに昨日は言葉に詰まって泣いてしまった

信じてた気持ちが強ければ強い程、裏切られたと感じたときのショックは大きいのですよね。その気持ちが痛いほど伝わって来るから余計に泣けるのです・・・。

でも、彼女の偉いところは、そうなってしまったことの原因が自分にもあることは分かっている。だから彼を許したい、と言い切ったこと。

そう、彼女の相談とは、

どうしたら、彼の浮気をやめさせられますか？

ではなく、

どうしたら、彼を許せますか？

だったんです。

このクライアントさんは私よりもずっと若くて、可愛くて、見た目なよっとしているのに、いつもまっすぐに自分と向き合っているのです。
本当に大好きなクライアントさんの１人。

誰かのせいにしてしまったら、もっとずっと楽なのに。

でも、それでは問題が解決しないと言うことが分かっているから、いつも自分の心と正面から向き合っているのです。

ああ、本当に強いな～、頑張ってるな～、と思って泣けて来る。

でね、そんな彼女にいつものように「許すこと」のデメリットを考えてもらいました。
そしたらスルスルと出て来た言葉が、

「許したら、もう文句言えなくなっちゃう！」

もうまさにね、

文句言うためだけに、許す氣ないですよね！？

なのです。許そう許そうと思っていても、まだまだ全然、文句言い足りてない（笑）

で、まだまだ文句を言い続けることのデメリットを考えたら、やっぱり許してしまった方がいいということに薄々自分でも気づいていたのですよね。

だって、彼女の望みはこのままご主人との関係を終わらせることではなく、仲のいい家族になって今後もずっと幸せに暮らして行くことだから。
恨みを残して、彼を信じられないまま一緒に過ごして行くのは嫌だから。
そして、信じなければ、信じない程、彼は同じことを繰り返して行くだろうと言うことが分かっているから。
だって、それが宇宙の法則だものね。

だから、私のところに来たのは答え合わせに来たようなもの。
許しても良いんだと、誰かに背中を押して欲しかっただけなんですよね、きっと。

彼のことを信じられないと言う気持ちよりも、今でも彼のことが大好きだという気持ちを大切にね。

そう。許すとか許せないとか、そんなことは関係なのです。

彼女はただただ彼のことが好き。
いろんな理屈を引っ剝がしたら、残る気持ちはそれだけなのです。
その気持ちを大切にするために、許そうと決意した彼女は素敵

この彼女と心屋さんにメッセージを送った方の大きな違いは、「変わる」ということの意味をどう理解しているかと言うことだと思うのです。

人は何かを変えたいと思うとき、「今の状況を変えたい」もしくは「自分が嫌いで自分を変えたい」この2つのどちらかを望んでいると思うのです。

で、何かを変えたくて模索している人と言うのは、誰かの

「変わりました！！」

という体験談を読んで、その結果だけを見て過程をすっ飛ばしている場合がほとんどです。

だから、本気で変わりたいと思うのであれば、その過程にもじっくりと目を向けて欲しい。

状況を変えるにしても、自分自身を変えるにしても、何かが変わった人は必ず

自分自身の心をえぐって、
自分の本心に気がついて、
そして自分の言動を変えているのです。

だから、

なんでこんなにお金を払ってるのに、何も変わらないの？

じゃなくて、

私がこうまでして変わりたくない（状況を変えたくない）理由はなんなんだろう？

って考えることが大切だと思うのです。

嫌なのは変わってくれない状況でも、変わってくれない相手でもなく、何をしても変わらない自分自身なんですよね。

それに気づいたら、

ああ、本当に変わらなきゃいけないのは私なんだ・・・

ってきっと納得出来るのではないでしょうか。