そんな中に、以前からぼんやりと気づいていたけれど、ようやく輪郭が帯びて来たものもいくつかあります。
その一つが、“未消化の感情”について。
以前、雪のリーディングをした時に、
「うわー！！すげー！！ガーって自分の氣が持って行かれるのが分かる！！」
と言われたことがありました（雪は男前女子です）
リーディングの時、クライアントさんに両手を出してもらって氣が出ている方の手（もう片方は吸って？います）を握りそこから氣を読んでいるのですが、氣を読もうとする瞬間にぐわっとその方の氣を吸い込むのだそうです。
雪にこれを言われるまで、てっきり私がクライアントさんの氣を辿って行って体内に入り込み、そこで氣を読んでいるのだと思っていました。
でもそうではなかったんですね。
対面でカウンセリングを受けたことのある方は知っていると思うのですが、私が氣を読み始めると、お互いの手や身体がどんどん熱くなってきます。
で、最初のうちはそのことに気づかず、
「お互い更年期ですかね？えへへ
」なんて笑っていたんですが、最近になって『熱くなる人』と『熱くならない人』がいることに気がつきました。
中には、この季節にも関わらずお互いに汗をかくほど熱くなる人もいます。
で、その違いはなんだろう？と考えてみたら、自分の感情を押さえつけてものすごく我慢するひとほど、身体が熱くなるようです。
これはどういうことかと言うと、どうやらクライアントさんの体内に鬱積したマイナス感情を一旦私の身体に取り入れて熱でぐわっと焼いて（？）浄化し、それをクライアントさんの身体に戻しているようです。
それで私のカウンセリングはヒーリングの効果もあると言われるんですねー
あ、全然知らなかったんですけどね。
そういうことかと、ようやく気づきました。あは
でもね。
クライアントさんとお話をしていると、自分の中にそういう感情が鬱積しているということに気づいていない人がほとんどです。
みなさんは、子供の頃のことをどの程度覚えていますか？
実は、子供に頃に辛い思いや寂しい思いをした人は、無意識のうちにその記憶を心の内側に押し込め、絶対に出てこないように大きな鍵をかけています。
あと、同じことで２度と傷つかないように感覚を麻痺させているとかね。
そういう方はいくら頑張ってリーディングしても、私がその鍵を開けることは出来ません。
２年程前、私のところに一人の女性がやってきました。
その方はお話を聞いていてもいつも堂々巡りで、なかなか確信に触れられないんですね。
自分でその部分に触れたくないのだと思い、リーディングをしてみても全く氣を読むことが出来ませんでした。
話を聞くと、子供の頃のことを何も覚えていないとのこと。
自分の本心が分からないのではなく、無意識のうちに記憶ごとごっそりと心の奥深くにしまい込んでしまって、全く取り出せなくなってしまったのです。
それで、いくら確信に触れようとしても無理だし、そもそも本人が自分の心がそう言う状態だと言うことに全く気がついていません。
当時、カウンセリングは時間無制限で行っていたのでその方とは6時間程話したのですが、結局彼女の本音を引き出すことは出来ませんでした。
彼女ね、他にも有名な占い師さんやカウンセラーさんの所に行ってみたらしいのですが、どこに言っても
「私にはどうにも出来ません。お金はお返しするので帰ってください」
って言われたのだそうです。
私も当時は、
「どうして本音を話そうとしないのだろう？どうして確信を避けて、その周りばかり堂々巡りするのだろう？」
と、とても不思議だったのですが、今ならよくわかるのです。
彼女は本音を隠していた訳ではなく、本当にそれがどこにあるのか分からなかったのですよね。というか、過去を完全に抹消していたんです。自分でも気づかないうちに。
でも実は、特定のソフトを使えば復元出来るデータのように、彼女の記憶もちゃんと彼女の中に存在します。
上手に隠したはずのそのような感情は、何十年も経って徐々に心の病や身体の病気、苦しい状況を作り出すと言う形で姿を現し始めます。
これ、全然特別なことではなく、先週もそんな方が何名かいらっしゃって、
こういうクライアントさんはどうやって癒してあげたら良いのだろう？？
と考えていたら、一つの道筋が見えてきました。
ちょっと長くなりそうなので、続きはまた明日！
引っ張ります～。
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