なんにも出来なくてもいいんだよって言われたい | 裏庭のないしょ話

裏庭のないしょ話

心の中のこと

昨日は友人においしいおそば屋さんに連れて行ってもらって、体に良くておいしい料理をたくさん食べ、その後にそこの80代と思しきおじいさんに若かりし頃の女性との武勇伝を

「ぐへへへへ」

と詳細に延々と語られて、いろんな意味でお腹いっぱいになった雫石雪乃です。
老いてますます盛ん!とはこのことか・・・いや、非常に面白かったです(笑)

そのおじいさんの生きて来た80年の人生の豪快さになんというか

人生、やりたい放題やってもオッケーなのかも

という気持ちになりました(笑)
人生を楽しむって本当に大切!

さてさて、最近のクライアントさんの傾向として、

人に認められたいよー。
誰かにスゴいねって言われたいよー。

という承認欲求の強い方が非常に多いです。

これは小さい頃に親に褒めてもらえなかったというのが原因の一つと言われていて、だからこそ

「褒める子育てをしましょう!」

と言われるのですが、実はもう1つ原因があります。

それは親が褒めてくれるから

一見、矛盾しているようですが、実はこれに苦しめられている人がたくさんいます。
それで最近では

褒めない子育て

を推奨する人もどんどん増えて来ているのですね。

私の友人に中学までとても優秀だったのに、高校に入ってから体調をどんどんと崩してあまり学校に行けなくなり、ついに社会人になって自殺未遂を起こした子がいました。

その友人は小学生の頃からとても優秀で、中学生になると成績にランクが付けられるので一番を取ると褒められる、そしてもっと頑張って次も一番を取りなさいと言われる、を3年間ずっと繰り返しました。

頑張っても頑張っても親の期待に応えられなくなることもあります。

そこで、彼女は親の期待に応えられない自分を「無価値」に思えて来て、生きる気力を失ってしまいました。

同じように「何かすごいことをして親に認められなければダメなんだ」と、すごいことが出来ない自分を責め続けているクライアントさんが本当にたくさんいます。

あまりにも褒めると子どもは自分が何をしたいのかはどうでも良くなって、とにかく親に褒めてもらえることをしようとします。

そうした結果、どういう大人になるかというと

自分が何をすれば良いのか、本当は何がしたいのかが分からない人

になります。
自分の思い通りの「いい子」にするために褒めて子どもをコントロールすることの怖さがここにあります。

たしか小池龍之介さんの著書にも同じようなエピソードが出ていました。


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認められたいというのも、結局は他人軸で生きているということなんですよね。
だから、自分ではどうにも出来なくて苦しい。

何かが出来たらスゴい!

ではなく、
何も出来なくても、なんにもしなくてもいてくれるだけでいいよ。
それだけで素晴らしいよ。
あなたのことを信じてるよ。

って行って欲しいんですよね。みんな。。。

ああ、子どもが起きて来てしまったので、今日はここまで。


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