脳に興味を持っている方なら知っているかもしれませんが、人間の脳というのは、
「現在・過去・未来・否定・肯定・主語」
を区別せずに認識するそうです。
そして、人間は脳で考えたことをそのまま再現しようとします。
だから、例えば
「この人が好き」
という思いは、脳に伝達される段階で
「好き]
だけが残るので、どんな人ごみの中にいてもその人を探し当てることが出来ます。
これを応用したのが、ジェットコースターデートです。
まだつき合っていない女の子(もしくは男の子)を振り向かせたい時に、一緒にジェットコースターに乗ると、乗り終わった後のドキドキを
「この人のことが好きなのかも!?」
と勘違いさせて好きになってもらうというアレです。
勘違いをそのまま有効にするために、あえて好きという単語を使わせるように会話を持って行くとなお効き目が高まります。
「○○と○○どっちが好き?」
などの質問をすれば、相手は
「○○の方が好きだな~」
などと答えざるを得ませんから、とにかく好きという言葉をガンガン言わせてしまいましょう。脳は主語を認識しませんから、その「好き」という単語を
「こいつのことが好きなのかも!?」
と勘違いする可能性はどんどん高まるはずです。
ぜひ、脳化学で応用して異性を落としてください(笑)
逆に、
「この人なんか好きじゃない」
と思ったとしても、脳は否定形を認識できないので
「好き」
と勘違いして、そういう人を引き寄せてしまいます。
好きじゃないと強く思えば思う程、その人を引き寄せます(笑)
だって、その人のことばかりいつも考えているから。
この脳の仕組みをしっていると、子育てや職場の人間関係がちょっとだけ楽になります。
たとえば、子どもにコップに入ったお水を運ばせようとするとき。
「こぼさないように持って行ってね」
と声を掛けると、子どもの頭の中には
「こぼす」
というイメージだけが出来上がってしまいます。
そうすると、慎重に持って行ってもこぼしてしまう確率が高くなってしまうんです。
だから、こういう場合には
「上手に持って行ってね」
とか
「静かにテーブルに置いてね」
と声を掛けると、ちゃんとテーブルに置いたあとのイメージが出来上がってから行動に移るので、案外上手く行ったりします。
なんて、私もこれを知っていながら先日大失敗をしました。
子どもを叱る時に
「そんなんじゃお友達に嫌われるよ」
と言ってしまったのです。
これで子どもの頭にはばっちりと
「お友達に嫌われる自分」
のイメージが出来上がってしまったでしょう
こういう時には、
「こうするとみんなと楽しく遊べるよ」
って言わなきゃいけなかったんだと猛反省。
頑張って日々リカバリーしています。