「誕生色」の言葉をお借りして、言語に内蔵されている色彩を配色で表現することを試み中です。
2月の誕生色は、
「恋待蕾(こいまちつぼみ)」
~浅い春のふきのとうの若芽の黄緑~
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「黄緑」は、春の訪れを感じさせる色。
暦の上では春が始まる2月は、何か新しい始まりを期待する季節でもあるのかな…。
黄緑は、黄色の前向きさと緑色の落ち着きを埋め合って、ちょうどいい変化の気配を感じさせてくれる色に思えます。
雪の下で待ち望み、雪解けに顔をのぞかせるふきのとう。
香りとほろ苦さは、期間限定の大人の味。
寒い冬を耐えてこそ、独特の苦味が魅力になるのは、どこか人生と似ているのかも…。
じっと、その時を待っていた春の使者は、同時に冬の終わりも告げるのです。
早春の色の黄緑と早春の香のふきのとう。
そんな季節や情景を、私の解釈で配色表現してみました。
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「恋待蕾(こいまちつぼみ)」
~浅い春のふきのとうの若芽の黄緑~
◆配色テーマ
芽生え始めの予感と戸惑い
浅い春に膨らむ淡い期待
心がほどかれていく陽光
◆配色イメージ
◆配色技法
類似色相配色
ティントカラー配色
透明視効果
早春の光を浴びる薄黄緑には、穏やかながらも、寒さに耐えて芽吹いた強さも感じます。
2月生まれの方、おめでとうございます。
陽光がそそぎ、膨らんだ蕾がほころぶ春のように、明るい光に溢れ、喜びに満ちる1年になりますように。
「誕生色」とは、生まれた季節にふさわしい和の色。
※新潟県十日町織物工業協同組合が昭和56年に選定
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