「誕生色」の言葉をお借りして、言語に内蔵されている色彩を配色で表現することを試み中です。
1月の誕生色は、
「想紅(おもいくれない)」
~雪の中で強く咲き誇る寒椿の深い紅~
「紅」は「赤」よりわずかに紫みのある鮮美な色。
日本を代表する伝統色のひとつ。
紅花(キク科の黄色や橙色の花)から抽出される色素の色です。
手間もかかって、高価で、人を惹きつける「紅」。
昔から、憧れの色。
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そして、椿。
こちらも、日本を代表する花木のひとつ。
花姿も美しく、落花の風情も潔い。
強くも見えますが、厚みのある葉に守られて、清々しく、凛々しく咲いているようにも見えます。
神聖なイメージの白い雪の中で咲く、生命力を表す紅色の椿。
そんな季節と情景を、私の解釈で配色表現してみました。
1月の紅白でもあり、「椿」の漢字には「春」が入っているので、華やぐ気分もプラスして…!
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「想紅(おもいくれない)」
~雪の中で強く咲き誇る寒椿の深い紅~
◆配色テーマ
和の慎み深さと華やかさ
想い人と春を待って弾む心
厳しさの中に灯る和みの色
◆配色イメージ
◆配色技法
同一色相配色
対照トーン配色
アクセント
雪の結晶が積もる寒椿の紅色には、気品漂う美しさを感じます。
1月生まれの方、おめでとうございます。
見守られながら、内に秘めた情熱を灯し続けられる日々が続く1年になりますように。
「誕生色」とは、生まれた季節にふさわしい和の色。
※新潟県十日町織物工業協同組合が昭和56年に選定
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