上野の森美術館で開催中の「フェルメール展」へ行ってきました。
ご一緒したのは、
服飾/色彩研究家の日比理子さん。
なんと、去年から一緒に行く約束を。
光沢や色配分まで、見事なフェルメール配色。
こういう理子さんのこだわりと 色を楽しめるところが好き。
”意識して感性を研ぎ澄ます”
ということに、努力を怠らない人です。
☆牛乳を注ぐ理子配色
ヨハネス・フェルメール(1632-1675)
~暗箱を通して奥行きと光を追及し、オランダで活躍した画家~
フェルメールの特徴と言われるのが、
色使い、光、目線、手のしぐさ。
そして、服や金属の質感の表現。
「牛乳を注ぐ女」は、そのすべてが含まれている作品だと思います。
うっとりでした。
■黄×青の美しい色使い
色の対比による調和の考え方が唱えられたのは19世紀。
この作品は、1658~60年頃と推定されています。
フェルメールは、直感的に気づいてた…?
■「フェルメール・ブルー」
*色再現は、「色の知識」の「フェルメール・ブルー」の値を参照
■「フェルメール・ルーム」
そう銘打った贅沢な空間で、8作品を鑑賞。
ここで確認したかった、恩師に教わった壁の色。
注視して見比べ。
青の服の「牛乳を注ぐ女」の壁は、青みがかった色。
黄の服の「真珠の首飾りの女」の壁は、黄みがかった色。
両作品を同時に観ることで、比べることができました。
これも、フェルメールの計算?
あっぱれ
絵画鑑賞も、色で読み解くと身近に感じられ、楽しみ方が広がるようになりました。
混雑緩和のため、なじみのない「日時指定入場制」です。
*入場時間枠の中で、好きな時間に入場可。
*入替制ではないので、入場後は時間制限なく鑑賞可。
*予約状況により当日券の発売もあり。
東京の上野の森美術館にて、
2019年2月3日 (日)まで。
その後、大阪市立美術館へ巡回。
2019年2月16日(土)~5月12日(日)
お知らせ
色のしくみと配色を理解してセンスアップ
ファションの配色セオリー『3色までに抑えるとまとまりよく決まる』を基に、
・色のしくみ
・色の選び方やまとめ方のコツ
・バランスのよい配色の考え方
などをお伝えします。ぜひ、気軽に学びにお越しください。
➡『配色センスアップ体験講座』の概要、開催日程は、こちらへ。