写真は、ハワイの虹です。
ハワイへ行ってきました。
16年前に、4ヶ月ほどロングステイしたこともあり、何度行っても特別な場所です。
滞在中、何度か虹を見ることができました。
ハワイの虹は、水の分子が大きいので、日本で見る虹よりもくっきりと色が見えます。
ハワイ州は、虹の州(レインボー・ステイト)とも呼ばれています。
車のナンバープレートも、虹のデザイン。
さて、虹の7色。
全部言えますか?
虹の外側から、赤・橙・黄・緑・青・藍・紫の順です。
この7色を決定したのは、万有引力の法則で知られるアイザック・ニュートンです。
ニュートンは、色彩学の世界でも、光の性質を実験によって科学的に研究しました。
色彩学の書籍なら、必ずといっていいほど冒頭に登場する人物です。
古くは、古代ギリシャのアリストテレスが言った
「虹は赤・緑・青の3色」だと考えられていました。
その後は、4色や5色説もあったのですが、ニュートンが1666年に、
光は多くの色のスペクトルから構成されていることを明らかにしたのです。
その時に、目立つ色を便宜的に取り出したのが7色で、
自然界に見られる虹も、同じ7色だと言い始めたのです。
実は、虹の色の数は世界共通で7色ではありません。
英語圏のアメリカやイギリスでは6色。
ドイツは5色。
部族や時代、地域によって4色、3色、2色などさまざまです。
虹を、何色で捉えるかも、色数も一定ではないのです。
これは、「言語決定説(論)」によるものだと考えられています。
「言語は思考を決定する」というこの考え方から、虹の色も地域でバラバラに
なったと言われています。
つまり、日本では、ニュートンの説を学校教育に取り入れ、
「虹は7色」と教育されてきたので、そう思い込み、
虹の中に7色を見分けようとしているのだそうです。
実際、虹の色がはっきり7色に見られることは少ないようです。
私も、ハワイで7色確認しようと思いましたが、5~6色くらいしか
見分けられなかったです。
「7」という数字に縁起を担ぐので、7色であってほしいという願望も
あるのかもしれませんね…。
他国の人々は、その国の定説の色数で見分けようとしています。
虹の色や色数は、さほど重要視されておらず、実は正解もないんですね。
ご訪問ありがとうございました。 メンタル×カラリスト 中塚陽子
☑本日のおまけ
日本でもブームになった「エッグベネディクト」
ワイキキでおススメのお店は、 「Goofy cafe」
ハワイ地産の有機野菜を使った、ローカルなお店です。
バナナとパパイヤとパイナップルのハワイアンフレンチトーストも美味しかったですよ。
ヒルトン・ハワイアン・ビレッジとイリカイホテルの間の建物の2階です。