仕事が終わって夕方帰宅すると
立てなくなっていました。
立とうとしても足元がフラつき
身体が斜めに傾き、座り込んでしまうように。
すぐに病院に連れて行ってみてもらったら
疑いのある病気が…
ただその病気は精密検査をしなければ確定せず
確定しなければ薬が出せないと言われました。
脳にも腫瘍の疑いが…
検査をしてみれば
身体は悪い所だらけ。
前回の来院時は元気だったので
一般的な血液検査しかしていませんでした。
念の為にしていればよかったと今更ながら後悔です…。
治る病気ではない。
しかも末期だろうと…
持ち直せるか、持ち堪えられないか…
最悪ここ数日という事態も覚悟しなければ。。
今朝までは元気だったのに
いつも通りで、なごみに吠えたりしてたのに…
ベッドに寝かせてもなぜか玄関へ。
冷たくて気持ちいいのか
そこにベッドを置いても布団を敷いても
床にいきたがる鈴太郎。
そして鈴太郎に付き添うニコ。
ニコは本当に優しい子。
血液検査、レントゲン、エコーと一通りして
センターに持ち込みだった話になった。
悔しいですね…
先生がそう漏らした。
何だかすごく嬉しかった。
理解のある先生で本当に嬉しかった。
悔しくて悲しくて
でも先生も同じ気持ちだってわかって
何だか少し救われた気がしました。
わかった瞬間、元飼主が憎かった。
病気がわかりお金がかかるから棄てられたのか
病気に気付いてもらえないくらい愛されてなかったのか
今となってはわからないけど。。
いや、あのドライアイで気付かない訳はない。
なんにせよ、決して許される事じゃない。
治らなくても負担を軽くしてあげられるように。
痛みや苦しみをとってあげられるように。
そして最期は私の元で。
うちの子にしようと決意して1日。
まだ何もしてあげられてないけど…
最期が冷たい床の上ではなく
センターで名前のない捨て犬のままではなく
ガスで苦しんで逝くのではなく
家庭犬として残りを過ごさせてあげる。
たぶんそれしかできないけど…
うちに来て良かったと
前の飼主を忘れてくれたらいいなと思うのです。