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峠杣一日・著
「此処(ここ)で一息(ひといき)、深呼吸をしよう」
経法印(きゃうほふいん)の音頭(おんど)で、聴衆(ちゃうしゅう)挙(こぞ)りて深呼吸。
鎮守(ちんじゅ)の森の氣吹(いぶき)は、常(とは・永久)の意(おもひ)だ。
常(とは)なる意(おもひ)は、自(はじめ)の心だ。
私達一人ひとりに宿(やど)る意(おもひ)を、氣(き)と呼び示す。
此れが、息(いき)(意氣・前向きな氣持ち)となってゐるのだ。
「さあ、命の意(おもひ)を現す言事(ことごと・言と事)が人世(人生)だよ。
世の中(社会)を好(よ)くするってことだね。
よし、心に常(とは)の大黒柱(だいこくばしら)が立てば、後は其れそれ打出の小槌(うちでのこづち)だ」
ではひとつ、経法印直伝(ぢきでん)氣合(きあひ)の秘法(ひほふ)を御一緒に。
文字と其の意味を思ひ浮かべつつ、時に激しく時に静やかに、苦しい時に嬉しい時に、ひとつでもいくつでも、
「常」(とは・つね)に 「とーっ!!」
「自」(はじめ)の 「はっ!!」
「意」(おもひ)で 「おーっ!!」
行(ゆ)くぞ! 「ゴー!!(金!!)」(こんじきGOLD)」
【よいこのみんなの合言葉を唱へよう♪】
いちよあれかし、さいはひよいち。
まほらよいちそはか、南無あれかし大明神!
つづく。