『なんぞころびやおき 天球旅情篇』② | 『さいはひよいち』日本古来の人生観 常の理三つ子の魂 島根半島は勾玉宝船 山陰(島根鳥取)はたまをろち瑤大蛇 あれかし山の峠杣一日・著

『さいはひよいち』日本古来の人生観 常の理三つ子の魂 島根半島は勾玉宝船 山陰(島根鳥取)はたまをろち瑤大蛇 あれかし山の峠杣一日・著

島根県松江市東出雲町、あれかし山の峠杣一日です。
島根半島(島根島)は勾玉宝船、山陰(東方鳥取瑠璃光藥師少彦名神、西方島根極樂阿弥陀大国主神)は瑤大蛇(たまをろち)。常の理(とはのことわり)あれかし大明神鎮まる意宇の古都から常の親子(085)の物語を書いてゐます。


『なんぞころびやおき 天球旅情篇』


峠杣一日・著

やあ、星空に架(か)かる天の川(あまのがは)に、人魚(にんぎょ)が游(およ)いで居るよ。

彼女達が楽し氣(げ)に戯(たはむ)れるのは二羽の金色(こんじき)の鷲(わし・おほとり)、ああ、鳳凰(ほうわう)である。

やがて鳳凰が羽搏(はばた)き飛び立つと、人魚達は天の羽衣(あまのはごろも)を纏(まと)ふ天女(てんにょ)の姿となり領巾(ひれ)を振って見送るのであった。

此(こ)の天の川の天女達は機(はた)を織(お)る織り姫(おりひめ)であり、七色(なないろ)の雲を織る。

「雨」は一(いち・神様)から生まれる八百万(やほよろづ)を表し、其(そ)の云(めぐり・雲の古字)行(ゆ)く常の命(とはのいのち・永久の命・三つ子の魂)を「雲」と示す。

瑞雲(ずいうん)重ね重ねて弥栄(いやさか)、八雲(やくも)立つは出雲(いづも)と云(い)ふ。

出雲は即(すなは)ち常の命(とはのいのち)の故郷(ふるさと)、日の出の故郷、日の本(ひのもと)の故郷であり、其の中心は意宇の杜(おうのもり)、そして其処(そこ)に立つ霊木(れいぼく)は常磐(とこいは)の大黒柱(だいこくばしら・檍あはぎとも)にして世一七福勾玉宝船(よいちしちふくまがたまたからぶね・島根半島しまねはんたうの神髄しんずい)の帆柱(ほばしら)ともなってゐるのだった。

さて妻夫(めをと)の鳳凰が向かった先は、懐(なつ)かしい私達の地球であった。

今、御魂ケ島(みたまがしま)こと息瑤ノ山斎(おきたまのしま・隠岐諸島おきしょたう)から、金色(こんじき)の光の柱が伸び立つ。


【よいこのみんなの合言葉を唱へよう♪】

いちよあれかし、さいはひよいち。

まほらよいちそはか、南無あれかし大明神!

皆皆様、新年明けまして御芽出度う御座います。
いちよあれかし大明神。

つづく。