『豆鼕講座』(お豆さんの豆講座)
第五十二回:常の理の化身(とはのことわりのけしん)
峠杣一日・著
人は、一(いち)の味はひを求めて生きてゐる。
人は、一(いち・常の理)の化身であるからだ。
また一(いち)を生きる意志は親子の列なり、即ち家の命である。
家の命を生きる生命である人間は、常(とは・永遠)の一(いち)の火が燃えてゐる姿であらう。
命の無い機械になってはつまらない。
祖(おや)の思ひは、常の理(とはのことわり)を現しておくれ、いちよあれかし、に尽きるのである。
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<本の紹介>
甦れ日本古来の人生観。
『扨抑双紙 以千代安礼賀志』(峠杣一日・著)
送料込1,980円
(詳細は1/6の記事「発売」を見て下さい)
![190214_184829.jpg](https://stat.ameba.jp/user_images/20190214/18/cocochiyosa/1f/c5/j/t02200165_4128309614356120090.jpg?caw=800)
【日出居士】(ひのでこじ)
伯耆国は三朝の里に住まふ山伏。空飛ぶ高下駄で雲路を駆け、月虹の水で酒造を営む。里人を常の理へと導く道士である。
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