『あれかし大明神 (扨抑物語 第二幕 102)』 | 『さいはひよいち』日本古来の人生観 常の理三つ子の魂 島根半島は勾玉宝船 山陰(島根鳥取)はたまをろち瑤大蛇 あれかし山の峠杣一日・著

『さいはひよいち』日本古来の人生観 常の理三つ子の魂 島根半島は勾玉宝船 山陰(島根鳥取)はたまをろち瑤大蛇 あれかし山の峠杣一日・著

島根県松江市東出雲町、あれかし山の峠杣一日です。
島根半島(島根島)は勾玉宝船、山陰(東方鳥取瑠璃光藥師少彦名神、西方島根極樂阿弥陀大国主神)は瑤大蛇(たまをろち)。常の理(とはのことわり)あれかし大明神鎮まる意宇の古都から常の親子(085)の物語を書いてゐます。

あれかし大明神
~扨抑物語 第二幕 102
峠杣一日・著

百二、

さて、安麻能我波(あまのがは)は金屋子(かなやご)の社(やしろ)に安置された。

また、刀剣の番人は曲玉(まがたま)を持つ者に限られる。

玉と磨(みが)かれた精神を有する者である。

さう、自(みづか)らの氣吹(いぶき)を曲玉に宿して時を越え、ある時は炭焼きの爺の姿を現す熊蔵(くまざう)の様な存在だ。

いづれ、安麻能我波に相応(ふさは)しい者が現れるだらう。

其の時迄、玉峰の老夫婦が代理で務める事となった。

つゞく