『扨抑物語』第二幕 十一 | 『さいはひよいち』日本古来の人生観 常の理三つ子の魂 島根半島は勾玉宝船 山陰(島根鳥取)はたまをろち瑤大蛇 あれかし山の峠杣一日・著

『さいはひよいち』日本古来の人生観 常の理三つ子の魂 島根半島は勾玉宝船 山陰(島根鳥取)はたまをろち瑤大蛇 あれかし山の峠杣一日・著

島根県松江市東出雲町、あれかし山の峠杣一日です。
島根半島(島根島)は勾玉宝船、山陰(東方鳥取瑠璃光藥師少彦名神、西方島根極樂阿弥陀大国主神)は瑤大蛇(たまをろち)。常の理(とはのことわり)あれかし大明神鎮まる意宇の古都から常の親子(085)の物語を書いてゐます。


扨抑物語 第二幕
峠杣一日

十一、

(復習)

生きてゐる内に、一(いち)を得たい。

此れこそが、人の切なる願いだ。


其れは、常(とは)の(ことわり)に沿って、順行を育む事に因ってのみ、実(み)を結べる。


要するに、単に快楽や興奮だけを追ふのは枝葉(えだは)であり、根幹(こんかん)たる本質は、自(みづか)らが一(いち)を現して行く他ないのだ。

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世の中は、常(とは)の今であり、其の真ん中に、人は生かされて生きてゐる。


常(とは)を蔑(ないがし)ろにしては、文字通り根も葉もないのである。

つゞく