「1年だけの自馬。」
と言うお約束でした。
維持には費用も掛かる、1年後は売却すると言う事になっていました。
1年で売却すると、購入時の半額で引き取ってもらえます。
なので、最初は、あまり情が移らないように接していました。
能力のある
は、私が手放して会有馬になっても、競技馬として大切にして貰えるだろうと思いました。
もしかしたら、馬場の方の自馬になるかも、とも思いました。
某大手にいた頃、
が前に居た所の方々が、度々
の様子を見に来られていました。
その方たちとお話しをしていると、
は本当に可愛がられていたのだなぁと思いました。
しばらくして、某大手で
は指導員から 「うるさい馬」 と言われるようになりました。
手が掛かるし、デカイし、自馬だし、扱いに困っていたようです。
1年で手放す事になっていましたが、私が手放してしまうと、
はどうなるのだろう…。
手放すのは止めて、1年経ったら前に居た所にお返ししようか…と考えましたが、
が売却されたのは、それなりに理由があるはずなので、止めました。
そして、ここに置いていても
にとって良い事は無いのでは、と移籍を決めました。
を可愛がってくれた、前に居た所の方の為にも、手放すのは止めて、一生面倒を見る覚悟を決めました。
今のクラブは、馬も少なく、人の出入りも多くない、静かです。
前の所の方も、時々会いに来てくれ、
「顔つきが穏やかになった。 可愛くなった。」
と言われます。