人に嫌われたくない、よく思われたい、というのは
たぶん人の自然な感情だと思います。
講師の仕事をするようになってから、私の中にもかなりそういう気持ちがあることを思い知らされています。
しかしながら。
私の仕事は、時には相手に対して苦言を呈さなければならないときもあります。
強く言わなければならないこともあります。
これって、ほんとーにエネルギー使います。
けれど、その瞬間瞬間、受講生に本気でかかわるのであれば、それも必要なんです。
会社で本音が語られていない
職場で本当のコミュニケーションが図られていない
そんなことをよく聞きます。
嫌われたくない。
いい人だと思われたい。
あたりさわりなくすごしたい。
そんな気持ちが誰にもあるのだと思います。
最近若手~中堅世代の方とたくさんお話をする中で、
「上司との関係はうまくいっています。
言いたいこと、言えてますし、よく聞いてくれてます」
というフレーズがよく聞かれるのですが、
上司の世代からは
「若手には注意しにくいし、いろいろ言いにくいんだよね。気をつかっちゃうんだよ」という声が多いのです。
もちろん変に気を遣う上司たちにも乗り越えるべき壁はありそうですが、
若手たちにとってはやりやすいかもしれないけれど、
それってただ楽な関係なだけじゃないのかな?
扱いづらいと思われているのかもしれないし、
それって全然いい関係ではない。
うまくいっていないのと同じ。
若手の皆さん。
上司に叱られていますか
苦言を呈されていますか
耳が痛い言葉も、実は上司たちがエネルギーを使って一生懸命伝えていることなのかもしれません。
人に叱ってもらえるのはありがたいことなのかもしれませんね。
上司との信頼関係って、
ほめられるだけじゃなくて
叱られたり、
ぶつかり合うことで深まっていくこともありますよね。
といいつつ、やっぱり叱られるのは嫌ですけどねー・・・
叱られたり注意されたりしたら、
自分の行動を反省し、次に活かす。
素直さは、成長の鍵、と私はいつも言い聞かせています・・・