いよいよ研修シーズンの到来です。
これから忙しくなります。
研修講師は体力勝負。身体のケアも大切です。
さて。今日は「ココロ」のセルフメンテナンスについて。
忙しくなると、イライラしちゃいますよね。
そして知らずに他人に対してものすごく批判的になってしまいます。
私も他人の行動や発言に対して批判をすることはあったし、
今でももちろんあります。
愚痴や不満もいっぱい言っていました。
「あー、みんなはいいよね、お気楽で。なんで私ばっかりこんなに悩んでいるんだろう」
とか、真剣に思っていました。
自己中心的で嫌なやつだったなあ、と思います。
でも、いつだったか、
愚痴や他人の悪口を言っている人たちと一緒にいると
ものすごく疲れるし、嫌な気持ちになることに気づきました。
たのしくない。
なにより、
うつくしくない。
同じ時間を過ごすんだったら、楽しい気持ちで過ごせる人たちと一緒にいたいなあ・・・と思うようになりました。
そして、
できることならば私も「一緒にいると疲れる人」ではなく「一緒にいたいと思われる人」でありたい、と。
愚痴や悪口は、口からドロドロした汚いものが出ているような気がして。
そのドロドロがいつしか自分を侵食していくような気がして・・・
なので、
今は他人の批判はできるだけ人前で言わないようにしようと意識しています。
もちろん言ってしまうこともありますが・・・
だって、ぐだぐだ不満を言ったって、何も変わりません。
だから、そこにエネルギーを使うのはやめた。
嫌いな人の話は、したくないし、
そこに無駄なエネルギーを使いたくない。
私にはどうしても好きになれない人はいますし、受け入れられない人もいます。
だけど、
その人たちを無理に好きになる必要はないと思うんです。
心の中で、
『“今”は、私はその人を好きになれないし、受け入れられないのだ』
と言い換えています。
そして。
他人に対して批判的になっているときには、
自分の周りがトゲトゲになっています。
はりねずみみたいに。
そのトゲは他の人を攻撃するためでもあり、
他の人を近づけないように自分を守るためでもありますが、
自分を何より傷つけてしまうものでもあります。
そのトゲは周りの人を刺すのではなく
自分自身を刺してしまうから。
そんなときには、立ち止まって自分のことを振り返ります。
「ああ、今はそういう時期なんだ。
それくらい私は怒っているんだ。困っているんだな・・・」
とそういう自分を受け入れて、
でも、無理に自分を“いい人”に変える必要はありません。
ただ、攻撃のトゲを出している自分に気づき、
そのトゲが自分を傷つけようとしていることに気づけば、
きっと次の展開がみえてくるはずだから。
ちなみに、
“愚痴や他者批判、不満言い合い大会”のような場に居合わせてしまったら、
そのネガティブエネルギーを増長させるのではなく、
なぜそう思うのかを聞いてみるようにします。
そうすることで、話し手にとっての大切なものが見えてくることもあり、
最終的には話し手自身の気づきを促すことにもなったりします。