絵を習いに行っています。
仕事とは一切関係なく、自分がやってみたいことだったからです。
小さいころから私は絵を描くのが好きでした。
何かを表現することが好きだったのかもしれません。
クレヨン、色鉛筆、画用紙、スケッチブック、絵の具・・・
私の好きなものです。
だけど、悲しいことに、教育の過程では「上手、下手」で評価されてしまう・・・
(というか小学校とかでいったいどんな基準で上手、下手と判断するのだろう???甚だ疑問・・・)
私はそこそこうまかった?ので、小学校のときはいろいろな賞を受賞しましたが、
そうしているうちに、描くこと自体の楽しさよりも、評価されることが先になっていったように思います。
振り返ってみると、作文も、習字も、ピアノも、全部そうでした。
好きだったことは、いつのまにか、
うまくなきゃダメ
評価されなければダメ
他の人より秀でていなければダメ
と思うものになってしまいました。
いつのまにか、本当に好きだったかもしれないことが、
好きなことではなくなっていきました。
アートの才能があるのはほんの一握りの人たちだけだし、
アートでは食べていけないし(職業にできない)、
そもそも私にはそんな突出した才能はない・・・という意識に侵食され、
音楽も、美術も、書道も
私はやらなくなっていきました。
ところが。
昨年自分のワクワクを探す、ということにアンテナを立てて日々を過ごしていたところ、
どうやら私は「絵」「アート」ということにやっぱり心が動く、ということに気づいてしまいました。
そういう自分の声を無視することができなくなってきました。
もちろんお金や時間といった制約は当然あるのですが、
それを理由に自分のやりたいことをやらないというのは
なんだかとっても自分に不誠実な気がしてきて、
だいたいお金や時間はうまくやりくりすることで作り出すことができるはず!と考えを改めまして。
そうするとおのずと道が拓けて来るものですね。
ようやく絵を習いにいく余裕ができました!
ということは、これこそまさにタイミングなんだなと。
絵を描いている時間は、本当にあっという間に過ぎます。
自分でもびっくりするくらいの集中力。
終わった後に、心地よい疲労感があります。
頭(と身体)がぐったり疲れます。
なんというか、とても贅沢な時間です。
誰がなんと言おうと、私はこれが好き。