こんにちは、

 

心理カウンセラーのりんこです。

 

 

 

13回に渡り、私の人生の振り返りとして

 

改めて、幼少期から辿りながら

 

自分を見失っていくプロセスと

 

アダルトチルドレンからの回復の様子を書いています。

 

 

次回【第4話】は、初回でお伝えした様に、

 

一日数時間の公開とし、

 

その後はアメンバー記事とさせて頂きますので

 

ご了承ください。

 

尚、5話のはじめに4話の書ける範囲でのあらすじを

 

書いておこうと思っています。

 

 

 

【第2話】こちら↓の続きです。

 

 

 

 

始めからお読みになる時は、こちら↓から

 

 

 

 

 

小さな頃から、繰り返されてきた

 

親という権力を使った暴力と支配により

 

私は「自分」を見失っていきました。

 

 

 

 

 

 

けれど、

 

それは、高校1年の春の朝に突然終わるのです。

 

 

忘れもしない・・

 

高校1年になったばかりの春、

 

登校前の朝のこと。

 

 

 

私は、身支度を終え、

 

朝から歯が痛かったため、

 

肘をつきながら左手で頬を抑え

 

朝食をとっていたのですが、

 

 

そこに父が来て

 

「肘をつきながら、ご飯を食べるとは何だ!」

 

と、いきなり怒鳴り始めたのです。

 

 

 

「歯が痛いから、抑えながら食べていた」と応えると

 

「行儀が悪い!」とまた怒鳴り、

 

 

「歯が痛かったから」と何度言っても

 

「親に向かって、口答えするな!」

 

と、今度はテーブルにあったお箸を投げつけきて、

 

 

そして、

 

いつもの様に髪を鷲掴みにされ

 

いつもの和室に連れていかれ

 

いつもの様に始まったのです。

 

 

 

私は、何度冷静に言っても聞く耳を持たない父に

 

納得が出来なかった為、最後まで戦おうと決心し

 

「歯が痛いからって言ってるでしょ、私は悪くない!」

 

と悔しさに泣きながら歯向かっていったのですが、

 

「親に、歯向かうんじゃない!」と

 

また何度も叩き、蹴り、投げつけ

 

着替えていた制服も髪もぐちゃぐちゃ・・

 

悔し涙で顔もぐちゃぐちゃ・・

 

 

 

そして、いつもの様に

 

立ち上がれない程、身体も心も

 

ボロボロ・・・。

 

 

 

 

けれどその時、それを見てはいつも

 

「もっとやってやれ!骨が折れるまでやってやれ!」

 

と、けしかけていた母が突然、泣きながら

 

「お父さん、もうやめてー!

 

高校生なんだから、もうやめてー!」と言うと

 

父は、サッとやめて何もなかったように

 

仕事に行ってしまったのです。

 

 

 

放心状態の私は、

 

え?今なんて言った?

 

いつも散々けしかけていた母が、

 

今、なんて言った?と耳を疑った・・

 

 

高校生なんだから、

 

もうやめてー!と言ったけど、

 

中学生までは、いいってこと?

 

高校生は、ダメってこと?

 

一体、どういうこと??

 

しかも、いつもけしかけている母が

 

泣きながら止めるって、どうなってるの?

 

と、現実が受け止められない・・

 

 

何年も、父に散々けしかけていた母が止めるなんて

 

絶対に、考えられなかったからです。

 

 

 

そして、すぐに辞めた父にも、

 

え?やめた・・

 

すぐに、やめた・・

 

そんなに簡単にやめるの??

 

と何が起きたのか解らず混乱したのだけれど、

 

それでも、父の暴力の大半は、間違いなく

 

母が、けしかけていたことだったのだと理解しました。

 

 

 

 

 

・・・これまで、

 

どんなに冷静に話し合おうとしても

 

逆に、抵抗しても、

 

親という権力を使って、暴力で打ちのめされ

 

完全に支配され

 

最後には、必ず「敗北」で終わっていたのだけれど、

 

 

その日を境に、

 

母が、けしかけていた父の暴力は

 

完全になくなり、

 

まるで、何もなかったように月日が過ぎ

 

こんな過去が繰り返しあったことも忘れて

 

やがて、私は大人になっていました。

 

(辛い過去は、この時に完全に封印してしまったということ)

 

 

 

 

けれど・・・

 

これまでに親から受けた出来事が

 

暴力が、支配が、敗北感が

 

私の根底にしっかりと根付いていて

 

この先の私の人生を

 

大きく大きく歪ませていったのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

ーあとがきー

 

 

この日は、もう心身共にボロボロで

 

高校へ行く気力も体力も残っていなかったため

 

休みました。

 

休むにあたり、母が学校に電話をしている後ろ姿を

 

放心状態で見ていた記憶があります。

 

(勿論、この日だけではありません・・)

 

 

母は、どんな気持ちでいつも

 

学校に電話をしていたのでしょうか・・

 

今でも、想像がつきません。

 

 

 

 

後、カウンセラー養成学校で

 

過去の出来事を絵に描いて振り返るという

 

「円枠描画法」のワークをした際に、

 

何年も封印し頭の中から消していたこの出来事

 

「和室の隅に追いやられ、父に殴られて泣いている私の姿と、

 

隣の部屋から、その様子を冷たい目で見ている母」

 

を咄嗟にありありと思い出して

 

泣きながら書いたことを覚えています。

 

 

 

何度も何度も、繰り返されていたこの出来事を

 

記憶から消し去らなければ

 

無かったことにしなければ

 

忘れたことにしなければ

 

自分を守れなかった

 

生きられなかったのだと思います。

 

 

 

辛かった記憶を消す=

 

封印、逃避、解離(感情を感じないようにすること)

 

それは生き伸びるため、命を守るために

 

身に付いている本能

 

 

 

 

※「円枠描画法」は、カウンセリングでの

 

1つの手法として使われています。

 

 

画用紙の中央に大きな円が1つだけ書かれていて

 

円の中に思い出す出来事を書き

 

枠外にそれに関して思い出すパーツを書く

 

というもの。

 

 

ワークの狙いは、

 

画用紙に大きな円があることで

 

過去の出来事をよりフォーカスし

 

心理状態をよりクローズアップ出来るというものです。

 

(このワークをする場合は、心の奥に触れるため

 

カウンセラーなどの立ち合いが必要です。

 

決して個人ではやらない様にご注意ください)

 

 

 

 

そして、私は、その円の枠外に、

 

いつも私を叩いていた「父の手」と

 

いつも冷たかった「母の目」だけを

 

無意識に念入りに書いていたのです。

 

(父の手は血管までも)

 

 

 

念入りに書いていたということは、

 

心理的に、そこに物凄く印象がある

 

象徴するものであるということを示しています。

 

 

 

私にとっての

 

父の象徴は「私を散々、叩いた手」

 

母の象徴は「いつも冷たかった目」

 

本当に、怖かったし辛かった記憶です。

 

 

 

私は、この手法で、

 

30年近くも封印していた

 

過去にあった一番怖かったこの出来事を、

 

初めて思い出したのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【第4話】に続きます。