こんにちは、

 

心理カウンセラーのりんこです。

 

 

13回に渡り、私の人生の振り返りとして

 

改めて、幼少期から辿りながら

 

自分を見失っていくプロセスと

 

アダルトチルドレンからの回復の様子を書いています。

 

 

 

この回は、数時間公開後、

 

アメンバーのみ閲覧を予定していましたが、

 

それでは肝心な回復の初期段階のプロセスを

 

お伝え出来ない為、

 

一部を修正し書ける範囲で書いたこちらの一般公開用と

 

アメンバーの皆さんにはアメンバー用と

 

二つ用意させて頂くことにしました。

 

 

一般公開用は、詳しくお伝えしたいのに、

 

肝心なところが詳しく書けないことが心苦しい所ですが、

 

それでも、私がどうやって苦悩の中から脱出したかを

 

少しでも、知って頂けたらと思っています。

 

 

 

こちら↓からの連続となっています。

 

 

 

 

 

今までのあらすじ・・・

 

 

子どもの頃に、何度も繰り返された

 

両親からの暴力と支配で

 

いつの間にか自分を見失っていたことに

 

気づかないまま大人になり

 

15年のブランクがありながらもまた

 

ある日突然言われた母の言葉に支配され翻弄され

 

結婚し更に自分を見失っていきました。

 

 

そして、

 

結婚と同時に、更に

 

地位もお金もある姉夫婦と比較され

 

母の毒舌に翻弄されていきます。

 

 

やがて、

 

言うことを聞かない息子に手を焼いては

 

こみ上げてくる怒りが抑えきれなくなり

 

心理学を知り学んでいくのですが、

 

それでも、母からかかってくる電話に

 

おびえる様になり絶縁。

 

 

けれど、

 

とうとう、ある日の深夜に気が狂う程になり

 

両親と再会。

 

それをきっかけに、また上辺だけの親子関係を再開し、

 

相変わらずの母の毒舌に左右され

 

余計に苦しくなっていきます。

 

 

そして、

 

心療内科をいくつか受診するのですが、

 

増えていくだけの投薬に疑問を持ち

 

辞めてしまいます。

 

 

 

 

・・・

 

 

 

このままでは、私は母の毒舌に左右される操り人形・・・

 

早く抜け出す術を見つけなければと思い

 

模索していた所、

 

たまたまTVで「心屋さん」という人をみかけるのです。

 

 

 

それは、

 

ナインティナインが司会をしていた

 

「芸能人のお悩み相談」的な番組で

 

ある芸能人の親子関係の悩みに対し

 

数名の解決人が、応えていくとういうもの。

 

 

その悩みが、私が長年

 

苦しんできたものととても似ていて、

 

しかも、心屋さんの回答が

 

私が学んだ心理学がベースになっていて

 

相談者の心の奥をピンポイントで捉えていて

 

解りやすくて釘付けになったのです。

 

 

 

この苦しみは、私だけではなかったんだ

 

私と同じく、過去の親とのやり取りで

 

こんなに苦しんでいる人がいるんだ

 

 

そして、

 

こんな解決方法があるんだ

 

こんなに解りやすい解決方法があったんだ・・

 

 

私が長年、探していたのはこれだ

 

この人の考えを知れば、自分を何とか出来るはず、

 

そう思い、ブログを読み漁ったのです。

 

 

 

そこには、苦悩の原因や心の成り立ちが書かれており

 

やはり、子どもの頃の両親との関係が

 

私を、苦しめているのだと実感しました。

 

 

 

そして、

 

1日セミナーがあることを知り、

 

また、自分自身に向き合うことで

 

自分の心が、壊れてしまうのではないかと

 

怖くなりながらも、これでダメだったら

 

もう自分の人生を諦めようと覚悟して

 

応募したのです。

 

 

 

 

そこでは、いくつかの質問が出され

 

自分が思うことを書いていくというもの。

 

 

 

何の縛りもなかったら、

 

やりたいことは、何ですか?

 

辞めたいことは、何ですか?

 

という簡単な質問に、

 

 

私は、咄嗟に

 

辞めたいことは結婚、

 

やりたいことは離婚と書き、

 

長年に渡って心の中に封印していた気持ちを

 

芋づる式に、思い出していきました。

 

 

 

 

 

・・・そうか、

 

全てが、あの日あの時、

 

突然母に言われた一言で始まったんだ・・

 

 

 

 

いや、その前に子どもの頃から、

 

両親に暴力で支配され完全に洗脳され、

 

自分というものを失くしていったんだ・・

 

自分を見失っていったんだ・・

 

自分の気持ちが見えなくなっていったんだ・・

 

 

 

母の毒舌に左右されて生きて来たんだ・・

 

母の機嫌に左右されて生きていたんだ・・

 

母の思い通りに生きて来たんだ・・

 

 

 

だから、長い間

 

苦悩の中にいるんだ・・

 

 

だから、今、

 

ここにこうしているんだ・・

 

 

 

 

 

子どもの頃からの暴力と支配で、

 

自己肯定感も自己重要感も存在価値も

 

育てて貰うどころか、

 

壊されてきたんだ、木っ端微塵にされたんだ・・

 

 

 

自分の意志も考えも、

 

無くなっていたんだから

 

苦しいはずだ・・・

 

 

私が私じゃなかったんだから

 

生きづらいはずだ・・

 

 

心の中が空っぽだったんだから

 

虚しいはずだ・・・。

 

 

 

 

どんな時もどんなことも、

 

力ずくで全否定されるばかりで、

 

子どもの頃に剥ぎ取られたんだ・・

 

むしり取られてしまったんだ・・

 

と、ありありと思い出していったのです。

 

 

 

 

 

その全てが、苦悩の全てが、

 

そこから始まったことを実感し

 

自分の本当の気持ちを実感し

 

 

余りの衝撃に、

 

全身から血の気が引いていくのを感じ

 

目から鱗が落ちるとは、

 

まさにこのことだと思いました。

 

 

 

 

同時に、

 

もう戻ることが出来ないこの現実に

 

50歳過ぎていたこの現実に

 

もう二度と若さを取り戻せないこの現実に

 

驚愕し、

 

虚しさと悲しみとやるせなさを覚え

 

怒りと憎しみが湧いて来たのです。

 

 

 

 

 

私の時間を返して・・

 

私の人生を返して・・

 

 

 

 

 

そう何度も思いながらも、

 

もう今更、どうすることも出来ないのだと

 

引き返すことなど出来ないのだと

 

あの頃に戻ることなど出来ないのだと

 

時を戻すことなど出来ないのだと

 

諦めるしかないのだと

 

この事実を受け止めていくしかないのだと

 

心の底から実感しました。

 

 

 

 

 

 

・・・そして、

 

更に別の講座を受講し

 

自分を知っていく度に

 

いかに、親に暴力で支配され見下され

 

翻弄されていったのかを知っていきました。

 

 

 

例えばそれは、

 

自分自身を、どう思っているのかという

 

潜在意識を知る項目で

 

「私は、愛されない人、否定される人、嫌われる人

 

ダメな人、信頼されない人」と

 

口に出してみただけで、涙がどっと溢れ

 

私は心底、自分をダメな人、愛されない人だと

 

思っているのだと、思い込んでいたのだと、

 

それでも、ずっと一人で

 

頑張って生きて来たのだと実感したのです。

 

(今まで、心を封印していたので

 

自分のことで泣くことなど出来ませんでした

 

この時、初めて自分のの気持ちに気付き

 

泣くことが出来たのです)

 

 

 

やっぱり、あれだけ親に力ずくで否定されたら

 

自己肯定感も自己重要感も存在価値もあるはずがない

 

 

子どもの頃に、破壊されてしまったんだ

 

お前は何をやってもダメだ!

 

どうせお前はダメなんだ!

 

この弱虫!

 

そう言われてきたから

 

ダメな人だと思い込んでいたんだ

 

 

何かを言っても、

 

「お前は黙ってろ!!」と

 

いつも否定ばかりされて来たんだ

 

信じて貰えなかったんだ

 

愛して貰えなかったんだ

 

 

 

 

苦しいのは、私のせいではない

 

そう、納得したのです。

 

 

 

 

講座を受けるごとに

 

封印していた一つ一つを

 

思い出していったのです。

 

 

 

 

 

けれど、

 

確かに、頭の中では納得はしたものの

 

それでも、母との関係は一進一退で

 

藻掻くしかありませんでした。

 

(顕在意識では理解出来ても、

 

潜在意識はまだ過去のままなので

 

冷静な対応が出来なかった)

 

 

 

 

講座中も、自分に向き合う度に

 

また壊れそうになったらどうしようと

 

また恐怖がやってきて、

 

 

けれど、

 

一時、壊れる寸前だったんだから

 

またそうなっても本望だ、そう思い

 

また立て直して、覚悟しての繰り返し。

 

 

 

それでも、

 

半歩進んでる、一歩進んでる、そう思うことで

 

かろうじて、自分を保つことが出来たのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーあとがきー

 

 

たった一つの質問に答えただけで

 

まるで連想ゲームの様に

 

自分の心の奥にフォーカスし

 

そこから芋づる式にスルスルと

 

短い時間の間に本当の気持ちに

 

繋がっていきました。

 

 

 

シンプルな質問だからこそ

 

どストレートに心にアクセスしてきたのだと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

改めて思います。

 

親という権力を振りかざしての暴力と支配は

 

こんなにも、子どもの人生を奪ってしまうのだと・・

 

 

 

大切な大切な一人の人生を

 

壊してしまうのだと・・。

 

 

 

 

だから、

 

子どもを、親の思い通りにしたいのなら、

 

支配したいのなら、

 

子どもの人生の最後まで責任を負う覚悟があるのかと

 

その覚悟は出来ているのかと、

 

 

その覚悟がないのなら、

 

子どもの人生に口を出すな支配するなと、

 

 

子どもには、子どもの思いがあるのだと

 

自分の人生を自分で選ぶ権利があるのだと

 

心の底から思います。

 

 

 

 

それは、息子を散々、支配し傷つけて来た

 

過去の私への言葉でもあります。

 

 

 

 

・・・なので、今でも自分への戒めの為に、

 

唯一、パソコンのサイドバーに貼ってある心屋さんの

 

このブログを添えておきたいと思います。

 

 

何処かで子どもを支配しているあなたに伝わります様に

 

願いを込めて・・・

 

 

 

 

 

 

・・・心屋さんの現状に関しては、

 

今は、ほとんど知りません。

 

 

心屋さんに関しては、

 

色んな意見があるかとは思いますが、

 

それでも、あの日、たまたまTVを観ていなければ、

 

私は、間違いなくまだ渦中にいたのだと思います。

 

 

 

 

 

心につけられてきた傷は、

 

何時、何処で、どの様についたのかなど、

 

成り立ちや仕組み知ることで自分を知り、

 

それをほどいて癒していくことが出来るのです。

 

 

そして、自分を取り戻していけるのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【第11話】に続きます。